銀行員からUSCPA

銀行員にUSCPA取得をおすすめする理由5選|元銀行員のUSCPAホルダーが解説

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今回は元銀行員の私が、銀行員にUSCPA(米国公認会計士)資格をおすすめし続けている理由というテーマで解説していきます。

USCPAとは、アメリカの公認会計士資格であり、取得することで英語で会計のスキルが身に付きます。

たけぞう

私自身、USCPAを取得して本当に良かったと思います。ノルマから解放されましたし、年収もアップしました。

現在、今の銀行業務がつらく、将来のキャリアに漠然と不安になっている銀行員は、ぜひ、参考にしてください。

この記事を書いている人

たけぞう
米国公認会計士(USCPA)

ポケモンにハマって単位ギリで地元の駅弁大学卒業→銀行に入社するもツラすぎて1年で退職(年収300万)→税理士試験に挑むも1科目も合格できず挫折(年収380万)→働きながら1年10か月でUSCPA取得→BIG4監査法人金融部転職(年収600~690万)→大手FAS(年収910万)

凡人がUSCPA(米国公認会計士)試験の勉強方法や、USCPAを活かした転職方法について発信してます。

USCPA(米国公認会計士)資格のおかげで凡人の私でも5年で年収380万円から910万円に

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  • 教材が約20分のユニットで構成されているからスキマ時間でも学習できる
  • 問題数を厳選しているから問題集を速く何度も周回する学習スタイルに向いている
  • 日本語訳のおかげで英語が苦手でも学習がすすみやすい
  • 単位取得を自宅PCでできるので、受験要件を早く満たせる
  • 累計合格者6,000人超で実績も十分

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銀行員は減少していく時流に入っている

10年前までは、銀行は「入社できたら親が安心できる」安泰な就職先でしたが、数年前から銀行員が減少していく時流に入っています。

銀行員が減少している理由は以下のとおりです。

  • 店舗数削減や、地方銀行の統廃合が進んでいる
  • 業務に嫌気がさし、成長中の業界に転職する銀行員が続出している

店舗数削減や地方銀行の統廃合が進んでいる

低金利の長期化で金融機関の収益が減少している中、店舗数の削減や地方銀行の統廃合が進んでいます。

2021年に、福井銀行が福邦銀行を子会社化しています。店舗やシステムの共同化でコスト削減し、配置転換により支店での営業人員を増やすことを狙いにしています。
(福井新聞)新幹線開業見据え観光地域商社を共同運営へ 福井銀行が福邦銀行を子会社化

また同じく2021年、約3割の店舗削減を目指す中京銀行は、異例の希望退職を募っています。
(東洋経済)中京銀行、異例の「希望退職」で強まる再編気運

地方の人口減少も進んでいますので、地方銀行の店舗・人員数の削減の流れは止まらないでしょう。

業務に嫌気がさし、成長中の業界に転職する銀行員が続出している

銀行の経営方針ではなく、行員側から離職していくケースも増えています。

実際、3年以内に約2割以上が退職している地方銀行もあるようです。
(BUSINESS INSIDER)転職先はLINE、メルカリ、ヤフー…「地銀の雄」からも20代の離職者続出 。現場の仕事に絶望

金融庁も人材への投資や流出を防ぐべく、地方銀行に対して賃上げを促しています。
(Bloomberg)金融庁が地銀に賃上げ促す、人材投資の検討を働き掛け-関係者

この記事を書いている私たけぞうも、1年で地方銀行を辞めたので気持ちは非常によくわかりますが、銀行員が退職を決める理由は主に以下のとおりかと思います。

銀行員が退職を決める理由

  1. 本当に困っている企業に融資できずジレンマを感じるから
  2. ノルマや上司からの叱責に耐え続けられないから
  3. お客様のためではなく手数料目的の商品を販売したくないから

入行後、このような実情を肌で感じ、このまま定年まで銀行で働き続けることはできず、退職する行員は一定数います。

銀行員はスキルを身につけるべき

前項のとおり、銀行員は完全に減少していく時流に入ったと言っていいでしょう。

これから多くの銀行員は、銀行側から早期退職や配置転換をすすめられるか、または精神的に耐えられなくなり、自分から退職せざるを得なくなると思われます。

この時流の真っただ中にいる銀行員は、今すぐ銀行を辞めるつもりがなくても、いずれ来るかもしれない退職に備えて、自らの市場価値を上げておくべきだと考えます。

【関連記事】銀行員おすすめの資格10選|資格で年収200万アップした元銀行員が解説

私としては、USCPA(米国公認会計士)資格を取得することをおすすめしています。

たけぞう

なぜ他のスキルや難関資格ではなくUSCPAなのかを、次項で解説します。

銀行員にUSCPA取得をおすすめする5つの理由

そもそもUSCPAとは

USCPAとはアメリカの会計士資格の略です。

USCPAとは(U.S. Certified Public Accountant, 米国公認会計士)、米国各州が認定する公認会計士資格です。
米国の資格でありながら、日本をはじめ世界中の様々な業種、職種、年齢の方が就・転職、キャリアアップなどのさまざまな目的でUSCPA試験にチャレンジされています。
このことからもUSCPA(米国公認会計士)は、世界で最も広く認知されたビジネス資格と言っても過言ではありません。

出典:アビタスHP

USCPAを取得することで、「英語」と「会計」のスキルが一度に身に付けることができます。

たけぞう

実体験も踏まえて、USCPAをおすすめする理由を解説します!

銀行員にUSCPAをおすすめする理由
  • 銀行で得た知識をUSCPA学習に活かせるから
  • 受験専念のため無職になる必要がないから
  • ノルマや転勤のない職種に転職できるから
  • 「銀行出身×USCPA」の市場価値が高いから
  • 「銀行出身×USCPA×監査法人」は最強だから

①銀行で得た知識をUSCPA学習に活かせるから

銀行員は、1年目の銀行業務検定などを通じて、会計、ファイナンスについての基礎知識が身に付いています。

USCPA学習に活かすことができ、具体的には試験科目のFARやBECの勉強において役に立ちます。また、総合職の人は大学受験で英語を勉強しているはずですから、こちらも活かせます。

たけぞう

私も大学受験から時間が経っていましたが、英語問題にもすぐに慣れました。

したがって銀行員であれば、USCPA試験の基礎知識があるので、予備校や勉強方法を間違えなければ、働きながら1年半以内に十分、合格を目指すことができます。

【関連記事】USCPAのリアルな難易度を合格者が解説【簿記1級や税理士試験とも徹底比較】

②受験専念のため無職になる必要がないから

銀行員と相性のいい資格として、公認会計士や税理士も挙げられます。

ただし公認会計士資格や税理士資格の場合、試験自体が非常に難しく、合格するためには約3,000~5,000時間の学習時間が必要とされています。そのため仕事を辞めて、受験に専念する人も多いです。

USCPAの場合、米国の資格制度が取得後もレベルアップしていくことを前提としていることもあり、学習時間は約1,200~2,000時間程度で済みます

したがってUSCPAは社会人、特に妻子のいる銀行員にとって、収入がなくなるリスクを冒すことなく合格を目指すことができる点が、大きなメリットと言えます。

③ノルマや転勤のない職種に転職できるから

銀行員がUSCPAを取得した場合、次の職種は主に

  • 監査法人でのスタッフ
  • 財務・経理部
  • 財務コンサルタント/アドバイザー

といった専門職になるケースが多いです。

このような職種は基本的に営業ノルマや転勤はありません

まずは新人スタッフとして、目の前のエクセルなどの業務が中心になるため、銀行員ならではのノルマやジレンマなどのストレスからは解放されます。

たけぞう

私自身も、監査法人ならではの大変さはあったものの、銀行員時代に比べてはるかにストレスフリーに働くことができました。

【関連記事】残業は?リモートOK?|USCPAが監査法人の働き方を徹底解説!

④「銀行出身×USCPA」の市場価値が高いから

USCPAと銀行員の相性はよく、特に稼げる業界に転職しやすいです。

  • 金融業界(投資銀行、ファンド、M&A仲介、金融商品営業)
  • コンサルティング業界(コンサルファーム、監査法人)
  • 外資系企業

このようなの業界・企業は比較的年収が高く、また求人を見ても「金融機関での勤務経験」や「USCPA資格」を歓迎する経験・スキルにしていることが多いです。

「金融×会計×英語」の相性はよく、転職市場でも評価されるスキルであり、そのうちのひとつをすでに銀行員は持っています。これにUSCPAを加えれば、転職先に困ることはなくなります。

たけぞう

実際、銀行員だった私も、USCPA取得後はすぐに監査法人への転職が決まり、スタッフ1年目で年収は約600万円になりました。

【関連記事】監査法人の年収について解説|USCPA(米国公認会計士)の筆者の給料も公開

⑤「銀行員×USCPA×監査法人」は最強だから

結論、「銀行出身×USCPA×監査法人」の組み合わせは最強です。

外回りのノルマはなく、自らのスキルを上げることに集中でき、給料も銀行と同じかそれ以上。銀行で苦労した経験がそのまま監査現場でも活かせるし、転勤の心配もない…。

転職した監査法人では専門家として銀行とは違う大変さもありましたが、、銀行員としての経験とUSCPAの学習を活かし、周りのメンバーに貢献できるのはよかったです。

やっぱり監査が合わないな、となってもまた銀行に戻ることもできますし、転職もできます。そして「銀行員×USCPA×監査法人」という組み合わせは、その後キャリアにも活かしやすいです。

銀行員のUSCPAを活かしたキャリアルート

  • 【稼ぎたい人】
    銀行員→監査法人→M&A業界(FASや仲介、ファンドなど)
    年収1,500万円以上を狙いたい人におすすめ
  • 【年収そこそこでまったり働きたい人】
    銀行員→監査法人→上場経理
    年収7~800万程度でほぼ定時で仕事を終えたい人におすすめ
  • 【やりがいを求める人】
    銀行員→監査法人→事業再生業界(再生ファームやFASなど)
    今までの経験を活かして中小企業のサポートをしたい人におすすめ

USCPA取得後は金融系の経理などに転職すればワークライフバランスも目指せますし、稼ぎたければM&A業界への転職も十分可能です。

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銀行員がUSCPA取得を目指す場合の注意点

これまでUSCPAのメリットばかり説明してきましたが、反対に注意すべきポイントもあります。

USCPAのデメリットを把握しておく

USCPAを取得するデメリット
  • 公認会計士・税理士よりもキャリアが狭い
  • 地方に求人がない
  • 受験コストが高い

デメリットの一つ目は、公認会計士や税理士と比べるとUSCPAはキャリアの幅が限定されやすい点になります。前者は専門家として独立開業もできるのに対して、USCPAはサラリーマン以外の選択肢がほぼないです。

またUSCPAの求人は、首都圏や大都市がほとんどです。地方に求人はほぼないため、求人の少なさもUSCPAのデメリットと言えるでしょう。

USCPAの受験・取得コストがかかる点もデメリットです。USCPA予備校費用など最初のコストで約40~70万円、その後の試験料など約30万円以上かかり、費用トータルで約90~110万円ほどかかってしまいます。

【関連記事】【取得する意味ない?】USCPA(米国公認会計士)とはどんな資格か資格保有者が解説します

USCPA学習目的で銀行を辞めない

目の前の銀行業務がツラいからと言って、USCPAの学習を理由に銀行を辞めてはいけません。なぜなら

  • USCPA取得にはお金がかかるから
  • 「USCPAライセンス」だけで食っていけるものではないから

です。

前項でも解説しましたが、USCPA試験は合格までに約100万円かかる資格です。1科目あたり約7万円の試験料がかかり、不合格になって再受験するときも、毎回7万円かかります。

よって、銀行を辞めて無職で学習に専念したり、また安易に年収は下がるけど残業がない会社に転職することはおすすめしません。銀行員の年収は比較的高いですから、USCPAを取得したいなら年収を維持して貯金をしっかりしておくことも重要です。

またUSCPAは、他の難関資格(公認会計士、税理士、弁護士資格)のように、資格だけで食っていけるものではないです。サラリーマンのスキルアップのひとつとして資格なので、仕事を辞めてまでUSCPAを学習すべきではないです。

たけぞう

働きながら合格を目指せるのがUSCPAの最大のメリットなので、リスクを冒さずスキルを身につけましょう!

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USCPAの受験資格と難易度

USCPAの受験資格は大卒K

USCPAになるためには、大きく

「試験の全科目合格」「ライセンス取得(主に実務経験が要件)」

が必要です。

USCPAになるために必要なこと具体的なステップ
試験の全科目合格①出願州の選択
②受験資格を満たして受験
③全科目合格
ライセンス取得④実務要件を満たして申請

USCPA試験は、まず①出願する州を選び②受験資格を満たします。そして③全科目合格する必要があります。

試験合格後、④一定の実務要件を満たしてUSCPAのライセンスを取得します。

ここで一番ハードルになるのが、②受験資格(4年制大学卒と単位)と④実務要件ですが、基本的に4年制大学卒であれば誰でもUSCPAを目指せます。

単位はUSCPA予備校を通じて取得でき、実務は全科目合格後に転職して経験すればいいからです。

【関連記事】【USCPAの受験資格とは】思ってるよりも難易度は高くない理由も合格者が解説

USCPAの難易度と求められる英語力とは

USCPA試験の出題方針は、「浅く広く」が特徴の試験です。

アメリカの資格のため問題内容は全て英語で出題されますが、各科目75%が合格の目安とされおり、会計士としての基本知識を問う問題ばかりです。

USCPAの学習時間は約1,200~2,000時間とも言われます。日本の公認会計士や税理士は最低3,000時間ですから、それらと比較すると難易度は低く、日本在住者の平均合格率は34%ほどとなっています。

それなりに難しい資格ですが、仕事を辞めて受験専念する必要はないので、比較的難易度は低いと思います。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】USCPAのリアルな難易度を合格者が解説【簿記1級や税理士試験とも徹底比較】

英語力については、基本的に銀行員として基本的な財務の知識があり、高校時代に普通に英語の勉強をしていた人であれば、USCPAを目指すうえで全く問題ありません

たけぞう

私もそうでしたが、銀行員が実際の問題を見ると「え、これ英語で難しそうに見えるけど、財務会計の基礎問題やん!」とイケそうな感覚をつかむはず。

結局、数字や会計は世界共通なので、財務会計がわかっていれば英語で聞かれても答えられます。そして、USCPAの勉強を続けていくうちに自然と自分の英語力も上がっていくので、他の科目も対応できるようになる、というだけなのです。

【関連記事】【USCPAの受験資格とは】思ってるよりも難易度は高くない理由も合格者が解説

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銀行で働きながらUSCPAを目指すなら予備校の活用が断然効率的!

USCPAを取得したいなら、独学ではなく予備校を利用したほうが断然効率的です。

なぜなら、単位取得や試験申込、ライセンス取得手続きなど、個人で手続きをするのが非常に難しい制度だからです。

また銀行員は忙しいので、予備校のカリキュラム、教材にしたがって学習をすすめた方が効率的です。

USCPA予備校は大手3社あり、それぞれ特色が大きく異なるので、慎重に検討しましょう。

毎日の業務で忙しい銀行員におすすめのUSCPA予備校アビタス(Abitus)です(自分もアビタスでした)。

  • 教材が約20分のユニットで構成されているからスキマ時間でも学習できる
  • 問題数を厳選しているから問題集を速く何度も周回する学習スタイルに向いている
  • 日本語訳やWC対策教材が優秀なので英語が苦手でも学習がすすみやすい
  • 単位取得を自宅PCでできるので、受験要件を早く満たせる
  • 累計合格者5,500人超で実績も十分

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まとめ:銀行員こそUSCPAを取ってほしい

銀行員は、USCPAを取りやすく、将来のキャリアにも活かしやすいです。

最もUSCPAを活かせる職業のひとつだと思いますので、銀行員のみなさんは是非、取得を検討してみてください!

以上!

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