USCPA勉強法

【USCPAを1年半で】凡人が働きながら合格できる勉強法【再現性あり】

こんにちは、USCPA(米国公認会計士)のたけぞうです。

「凡人の自分でも、1年半くらいでUSCPAに合格したい」
「1年程度でUSCPAに合格している人もいるけど、もともとスペックが高いんでしょ?自分には参考にならないかな・・・」
「留学や海外滞在経験もないし、英語の対策はどうしたらいい?」

今回はこういった疑問や不安にお答えします。

本記事では、
凡人でも再現性が高くUSCPAに1年半で合格できる勉強方法
がわかります。

この記事を書いている私は、社会人として働きながら1年10か月でUSCPAライセンスを取得。
エリートでも留学経験もなく、大学受験と税理士試験で落ち続けた落ちこぼれが、USCPAを取得して人生を逆転させました。

それらの経験と数十冊にも及ぶ勉強法の本で得た知恵を活かし、「仕事や勉強で苦しんでいる人の人生を、USCPAをきっかけに逆転させたい」をコンセプトにUSCPAの勉強方法について発信しています。

学習スケジュール

明確な期限設定

USCPA取得で一番最初にやるべきことは、明確な期限を決めることです。

期限を明確にすることで日々の行動も明確になり、計画通りに合格しやすくなります。結果、時間とお金もムダにならずに済みます。

あらかじめ試験予約も済ましてしまい、勉強せざるを得ない環境に自ら追い込みましょう。

科目別の勉強期間は以下をおすすめします。
FAR:5.5か月
AUD:4か月
REG:4.5か月
REG:4か月
合計18か月(1年半)

期限設定については、以下の記事に詳細をまとめています。

USCPAの勉強を始める前に絶対にやるべきこと【結論:明確な期限設定】 「どうやって勉強スケジュールを立てたらいいかわからない」「時間とお金のムダにならないようにさっさとUSCPAに合格したい・・・」こうい...

科目単位でのスケジューリング

前述のとおり、1科目あたり4~5か月程度で取得することをおすすめします。
科目単位で計画するときは、大きく2つのフェーズにわけましょう

  1. インプット期(3か月)
  2. 整理期(1~2か月)

インプット期は、テキストの講義を受講して問題集を6周やります。
6周やることを通じて、最低限のインプットをします。

その後整理期では、追加で問題集2周と、AICPAリリース問題を5周ほどします。
その際、問題集の順番通りに解き進めていくのではなく、各論点との違いや比較を明確にし、テキストを説明できるくらい理解しながら勉強します。

科目単位での学習スケジュールの決め方は、以下の記事で詳しく解説しています。

【初学者必見】USCPAの学習スケジュールを私が決めます こんにちは、たけぞうです。 今回はUSCPAの学習スケジュール(科目単位)を私が決めますというテーマについて解説していきます。 ...

一週間単位で管理する

実際に学習スケジュールを計画・管理するときは、一週間単位でやりましょう。

3か月後(約12週間)に問題集を6周するのが目標であれば、逆算して1週間の学習量が決まるはずです。
毎週そこで決めた量をこなし、週末のタイミングで、学習の振り返りや翌週の計画をしてください。

計画通りに進まなかったら、週末にフォローするか、翌週に回しましょう。

こうして一週間ごとに管理したり帳尻を合わせることで、無理なく学習を続けることが出来ます。

やるべき「とき」に、やるべき「こと」をやる

働きながら資格勉強をする場合、「いつ」「何の」勉強をするかが非常に重要です。

なぜなら社会人は受験専念者とは違い、仕事で時間がなく疲れているからです。働きながら勉強する場合は、より効率性を意識して勉強をする必要があります。

私の約7年に及ぶ資格勉強の経験や、今まで読んだ数十冊の勉強法・脳科学の本から、効率的に勉強するためには「いつ」「何の」勉強をするかが非常に重要であると気づきました。
具体的には以下のとおりです。

  • 適切なタイミングに復習する
  • 週末に講義を受講する
  • 問題集を解く前に日本語訳を読んでおく
  • 就寝前に暗記したいもの(テキストや英単語)を眺めておく
  • 朝に問題集を解く(最初に前日の復習をやる)

社会人のための時間術については下記記事で詳細をまとめていますので、是非ご覧ください。

【厳選】USCPAを目指す社会人のための時間術6選 こんにちは、たけぞうです。 今回は仕事をしながらUSCPAを目指す人のための時間術というテーマについて解説していきます。 ...

「もっと早く合格できた」と後悔していること

私は全科目合格までに1年10か月を要しましたが、「これを知っていれば1年半以内に合格できたなあ」と後悔していることがあります。それは以下の4つです。

  • 単位取得に時間をかけすぎた(FAR)
  • 復習のタイミングを全く考えていなかった(FAR)
  • 闇雲に問題集を回転させていた(AUD)
  • AICPAリリース問題を知らなかった(AUD)

特に単位取得については、「かなり時間をムダにしたなあ…」と感じています。

USCPAの受験資格を得るために、単位認定試験を受けなければいけません。
スクールによりますがアビタスの場合、USCPA本試験の問題集と単位認定試験は密接にリンクしています。
したがって、問題集はどちらの勉強も兼ねるため、本試験の勉強をしながら単位取得をすることが出来るのです。

私の場合、まず単位認定試験のための勉強をして、単位を取得しきってからFARの勉強をやり始めました。
今となっては、わざわざ分ける必要はなく非効率なやり方だったと後悔しています。

具体的な勉強法

つべこべ言わず問題集を8周する

よくネットや体験談に
「USCPAに合格したければ、問題集を5周しさえすればいい」
という意見を目にしますが、この考え方だとほぼ確実に試験に落ちます。一部の天才を除き、この程度の勉強量だと本試験レベルに達しません。

そして「〇〇さえすればいいんでしょ?」という、お手軽に済まそうとする考え方・マインドでは合格できません。
凡人がUSCPAに確実に合格したいなら、問題集は8周まで回転しましょう。
繰り返せば誰でも天才に近づきます。

8周までやるべき理由について、詳細は下記記事を参考にしてください。

【USCPA勉強法】合格したいなら問題集を8周しろ【5周じゃ足りません】 こんにちは、たけぞうです。 今日のテーマは問題集は8周まで勉強すべき理由について解説していきます。 よくネットや体験談に「...

「忙しくて時間もないし、8周もできないよ」
という気持ちはわかります。

英語も読みにくいし初めて勉強する内容だし、時間がかかってとてもそんな量をこなせないよ、と最初は感じると思います。

しかし凡人が合格レベルに到達するには、最低8周(できれば10周)は必要になります。
したがって「8周もできない」ではなく、「では期限内に8周するためにはどうしたらいいか」という思考に切り替える必要があります。

そのヒントが下記記事にありますので、是非参考にしてください。

【USCPA勉強法】仕事で忙しくてもラクに問題集を回転させるテクニック5選 こんにちは、たけぞうです。 USCPAの勉強をやりはじめて、こんな風に思いこんでいる人がいます。 「問題集を5周やれって言...

ラスト2周は整理しながら

問題集をたくさん回転させることは重要ですが、ただ闇雲に回転するだけではダメです。

本試験で問題集と違う問われ方をされると、途端にフリーズしてしまうからです。
そうならないように単純に8周するのではなく、「インプットのための6周+整理しながら2周」というやり方をおすすめします。

「整理しながら2周」とは、各論点と区別・比較して解いていくことです。
歴史の勉強で例えるなら、ヨーロッパを昔から現在にかけて覚えてきた後に、各時代の中東やアフリカの周辺各国と比較しながら知識を整理していくイメージです。

このように意識して勉強することで頭の中が整理され、必要な情報が正確かつ即時に引き出せるようになります。

AICPAリリース問題をしゃぶりつくす

スクール(アビタスやTAC)の問題集だけではUSCPA合格に不十分です。

USCPAに最短かつ確実に合格するためには、AICPAリリース問題をやりこむ必要があります。

AICPAリリース問題とは、AICPA(米国公認会計士協会)からCPA予備校や出版社へ提供されるリリース問題、いわゆる過去問です。

スクールの問題集に比べて本試験の出題レベルに近いため、AICPAリリース問題をやり込むことで得点獲得に直結した知識を身につけることができます。また本試験での出題傾向もわかります。

具体的なメリットについては、以下の記事を参考にしてください。

【予備校の問題集だけでは不十分】USCPAに最短かつ確実に受かりたいなら、AICPAリリース問題をやり込むべき理由 こんにちは、たけぞうです。 社会人として働きながら勉強してUSCPAライセンスを取得。四大監査法人に転職して年収200万円アップ...

英語対策

問題を解く前に日本語訳を読む

英語が苦手であれば、まずは問題集の日本語訳を読みましょう。

いきなり問題を解き始めるのではなく、講義を聞いた後に該当箇所の問題集の日本語訳を読むのです。

これを事前にやっておくだけで、問題集を解くスピードがめちゃくちゃ上がります。
日本語訳を読むことで、まずは「問題内容」を理解することが出来ます。その後に英語の問題にて「英語」を勉強することになります。
「問題内容」と「英語」を、ステップを踏みながら勉強していくイメージです。

単語帳は作らず、問題集に直接書き込む

英単語を覚えるために、単語帳をわざわざ作っている人がいます。
そういったものは作成不要です。

わざわざ単語帳を作るのは時間がかかるので、わからない単語については問題集に直接書き込みましょう。そして、問題を解いていく過程で覚えていくほうがはるかに効率的です。

結局、問題集は8周することになるので、別で単語帳を作成するエネルギーがあるなら問題集を回転させることに費やしましょう。

日本語訳を読む効果や英単語を覚える作業については、下記記事で詳しくまとめています。

USCPA英語対策の勉強方法【留学経験なくても大丈夫】 こんにちは、たけぞうです。 今日のテーマはUSCPAの英語対策について解説していきます。 USCPA取得を目指す人は、留学...

FARから受験する

英語が苦手なら、FAR(財務会計論)から受験しましょう。

なぜなら、すべて計算問題で占められている科目だからです。
計算方法を覚えてしまえば、多少英語力が怪しくても四択問題(MC問題)に正解することも可能です。

FARでの勉強を通じて英単語や英文問題に慣れていけば、その後の科目も新たに英語を覚える負担を減らすことができます。

科目別対策

FAR

FAR(財務会計論)は、全て計算問題で占められます。

そしてボリュームが多いのが特徴です。アビタスの問題集でも1,000問を超えます。この大量の問題をいかにやり切るかがFAR攻略のカギになります。

FARの対策方法は以下のとおり。

  • 仕訳を毎回紙に書く(特に序盤)
  • 自信のある範囲は8周までやらない
  • 公会計(頻出範囲)をやりこむ

特に簿記初心者は、仕訳は毎回紙に書くようにしてください。
問題ごとに、借方(debit)と貸方(credit)それぞれ勘定科目と金額を紙に書いていくイメージです。

「簿記はスポーツだ」とよく言われますが、まさにその通りで、問題文を読んだ瞬間に借方と貸方や計算方法が脊髄反射レベルで頭に思い浮かぶくらいにならなければいけません。
そのために毎回仕訳を書いて身体に覚えさせる必要があります。

そうやって計算方法を頭に叩き込んでいく中で、自信のある範囲については問題集の回転を少なくしていくことも必要です。
例えば3問連続で正解できた問題や、他の問題でカバーできそうなものは今後解かないようにするなど、積極的に勉強を省略していきましょう。

ただし頻出範囲については、しっかり8周以上解くようにしましょう。FARの場合は公会計になります。
最新の出題頻度の把握はAICPAリリース問題から推察できるので、これを徹底的にやりこみましょう。

FARの詳細な勉強方法については下記の記事でまとめています。

【USCPA初学者必見】FARの勉強法を働きながら合格した筆者が徹底解説! こんにちは、たけぞうです。 今回のテーマはUSCPAのFAR(財務会計論)の勉強法について解説していきます。 USCPAの...

AUD

AUD(監査及び証明業務)はボリュームが少ない一方、論点をきちんと整理して理解する必要がある科目です。

各論点の違いを整理できていないと解けない問題が出題されるため、テキストを解説できるくらい理解して覚える必要があります。

AUDの対策としては以下のとおり。

  • 頭の中にタンスを作る
  • 監査計画から監査報告書まで簡単に説明できるようにする
  • 出題しなさそうな範囲はある程度捨てることも必要

資格試験では、情報をただインプットするだけではなく、正確かつ瞬時にアウトプットできるようにならなければいけません。
そのため知識が整理されている必要があります。
イメージとしては頭の中にタンスを作り、各引き出しに何が入っているかがわかっている状態です。

例えば、一番左上の引き出しは「内部統制」が入っていて、そこには「5つの要素」や「RMM」があって・・・
などというように、各論点を頭の中で整理しながら覚えていくイメージです。
AUDは各論点においてまぎらわしい問題が多いので、こういった覚え方をすることでしっかり区別する必要があります。

またAUDに関してもAICPAリリース問題は非常に重要で、これから頻出範囲や出題しなさそうな範囲を推察できます。
私もやりましたが、出題しなさそうな範囲は勉強しないことも戦略としてありです。

REG

REG(ビジネスロー及び税務)は税務が約7割を占めているため、計算パートが多く占める科目となっています。
したがってFAR同様、ボリュームが多い科目となっています。

REGの対策は以下のとおり。

  • 計算問題は毎回紙に書く
  • ビジネスローはAICPAリリース問題に出てきた論点しかやらない

税金算出問題もFARと同様、毎回紙に書いて計算することをおすすめします。
ボリュームが多い科目ため、こちらも3回連続正解した問題など自信のある部分については、積極的に問題演習を省略していくべきです。

またこちらもAICPAリリース問題から出題傾向を推察すべきです。基本的にビジネスローは勉強量のわりに出題頻度が少ないため、大胆に勉強量を省いていいと思います。私もAICPAリリース問題に出てきた論点だけしか勉強しませんでしたが、結果的に80点で一発合格でした。

BEC

BEC(管理会計・ファイナンス・経済学・IT)は、英語が苦手な日本人にとって最も難易度の高い科目になります。

なぜなら、英語での記述式問題(Written Communication 通称WC問題)が出題されるからです。

MC問題やTBS問題については、他の科目と同様の対策方法でカバーできますが(AICPAリリース問題を重視するなど)、WC問題については別途対策が必要になります。
WC問題の対策については以下のとおり。

  • 満点を取ろうとしない
  • フォーマットはしっかり書けるようにする
  • チャプターごとに英語で概説できる程度はやっておく
  • ぶっちゃけWCの出題は運なので、BECは最後に受験する

アビタスにはWC対策問題集がついており、広く浅く整理されています。
これを全て覚えるのが一番いいのですが、分量的におそらく不可能です。

したがって満点を取ろうとせず、可能な限り覚えて部分点を拾うつもりで勉強する必要があります。

そのため、WCで求められる最低限のフォーマットしっかり書けるようになりましょう。
また解答作成も難しいことを書こうとせず、当たり前のことでいいので少しでも書けるようになりましょう。例えば、「内部統制の5つの構成要素」や「バランス・スコアカードの4つの視点」を箇条書きでもいいので英語で書けるようにしておくことです。

WC問題で何が出題されるかはかなり運に左右されます。問題集の範囲外から出題されることもあります。私の時も確定拠出年金(401K)について出題されましたが、そんなの何も書けるわけがありません・・・。
もはや対策不可能な要素もあります。したがって1回は落ちることも想定して、(単位取得状況にもよりますが)BECを最後に受験することも考えられます。

WC対策の詳細は、こちらの記事で徹底解説しています。

【USCPA勉強法】BECのWC問題対策の優先順位を英語が苦手な合格者が解説します こんにちは、たけぞうです。 今回はBECのWC問題対策の優先順位について解説していきます。 USCPA試験において、最大の...

以上!