USCPAとは

USCPA取ったら監査法人へ転職すべき理由5選【年収アップしたBIG4出身者が解説】

こんにちは、たけぞうです。

今回は、
USCPAを取得したら監査法人への転職をおすすめする理由
について解説します。

この記事を書いている私は、USCPAを取得した後にBIG4監査法人に転職しました。
ポジショントーク上等でお伝えすると、監査法人に転職してから本当に人生が好転しました。

「USCPAを受験しようか迷っている」
「監査法人の何がいいのか知りたい」
「自分のキャリアはこのままでいいのかな…」

今回はこういった不安や疑問にお答えしていきます!

「そもそもUSCPAって取得する意味あるの?」という人はこちらの記事を参考に。
概要やメリット・デメリット、試験制度をまとめています。

【取得する意味ない?】USCPA(米国公認会計士)とはどんな資格か資格保有者が解説します こんにちは、たけぞうです。 「よくネット広告でUSCPAって見るけど、どんな資格なの?」「おすすめの転職先はどこ?」「地方に住ん...

監査法人への転職をおすすめする理由

比較的高給でホワイト

監査法人の年収推移は以下のとおりです。

職位昇格までの期間年収説明
スタッフ3~4年500~600万円現場の作業部隊
シニアスタッフ3~4年700~900万円一人前の会計士
マネージャー3~4年?900~1,100万円現場監督
シニアマネージャー実力次第1,200万円~マネージャーの上位
パートナー1,700万円~役員であり株主
(出典:週刊ダイヤモンド2021年2月13日7号)

USCPA取得後に監査法人に転職するのであれば、基本的にスタッフ(年収500~600万円)からのスタートになります。
人によってこの金額のとらえ方は変わりますが、会計事務所での年収が約370万円であった私からするとめちゃくちゃ高かったです。
USCPA取得後にBIG4監査法人に転職できたときは天にも昇る思いでした笑。

また4年後には昇格による年収アップも見込めるのも魅力的です。
シニアスタッフに昇格すれば、年収は約200万円アップします。
指示された業務を、質問したり自分で調べたりしながら真面目にやっていれば、基本的に誰でもシニアスタッフに昇格できます。

また大企業であるため、働き方もホワイトです。

有給休暇も取得しやすく、繁忙期(4~5月)以外であればいつでも長期休暇をとれる環境です。

ほとんどの監査法人は定時が7時間であり、時間外手当も分単位で申請することができます。
上からのプレッシャーで隠れて残業せざるを得ない・・・なんてことはなく、仕事した時間はしっかりチャージ(請求)していこうという文化が年々根付いています。

繁忙期は、月間で約60~80時間の残業になります(定時が8時間の会社であれば約40~60時間に相当)。
この期間はたしかに大変ではあるのですが、こちらも年々働き方改革によりスタッフの残業時間は減少傾向にあります。
また法人全体でも「ムダな手続きを削減して、年間の業務を平準化していこう」という取り組みが行われているため、ブラックな風土ではないと言えます。

上司によってはオラオラな人もいるのかもしれませんが笑、基本的に法人全体ではホワイトであるため、ヤバい人はすぐに噂になって所属部署から指摘されるケースがほとんどです。

以上より、監査法人は比較的高給かつホワイトな職場環境であると言えます。

リモートワーク可能

監査法人ではリモートで働くことが可能です。

今まではマネージャー以上しかリモートワークが認められていなかったのですが、2020年の新型コロナウイルスを皮切りに従業員ほぼ全員がOKになりました。

スタッフは週に3~5日程度は在宅となり、どうしてもクライアント先や事務所に行く必要がある場合に出勤しています。
コロナが落ち着いてきたとしても、おそらくこの流れは変わらないでしょう。

監査業務は監査調書を作成することがメインです。
したがって実際に現場に行くよりも、そのための資料依頼作成やメール、調書作成に時間を要するため、在宅でも問題なく仕事ができるのです。

リモートワークをしたいならIT系(Web系エンジニアやデザイナー)の職業をすすめる広告をよく見かけますが、USCPAを取得して監査法人に転職することでも実現できる、ということです。

USCPAを一番活かせる

「USCPA」という資格を一番活かせる転職先は監査法人です。

もちろん、前職の経験や今後希望するキャリアは人によって異なるので、全員にとって一番ではないのは前提ですが。

特にやりたい仕事もない、現段階で明確なキャリアプランがあるわけでもないのであれば、取得したUSCPAは監査法人で活かすことをおすすめします。

私の場合、監査法人ではUSCPAのすべての科目を実務で活かすことができました。
こんな感じです↓

  • FAR・・・会計監査業務で必須だった。
  • AUD・・・会計監査業務で必須だった。
  • REG・・・英文契約書を読むときに法律用語が役に立った。税法はぶっちゃけほとんど使っていないが、BIG4税理士法人に行くなら必要と思われる。
  • BEC・・・ファイナンスの知識が役に立った。また英文メールを作成する抵抗がなくなった。

特にAUDの学習が一番仕事で活かせました
監査法人で働くので当たり前なのですが、D&IやOE、WTなどといった横文字もすぐ理解できたため、未経験でも手続きをスムーズにできました。
学んだことをアウトプットできる環境に行けば、インプットしたことは錆びつくことなく、実務で使える知識になるのです。

そして監査法人でUSCPAを活かして働くことは、自分にとって自信になります
どのようなバックグラウンドの人でも、USCPAを取得すれば基本的に監査法人では即戦力になります。
学んだことを活かして仕事をすれば、周りの方々からも感謝されるので、自信になりますし自分のことが好きになります。
USCPAを活かして仕事する→序盤から戦力になる→周りから感謝される→やる気になってさらに頑張る→また評価される→ボーナスも増える・・・
というように最高のスパイラル
に入れるのです。

世の中は「好きなことを仕事に!」という風潮はありますが、まずは自分が一番役に立てる仕事をすることが優先であると思います。

地方事務所や他グループに異動できる

BIG4監査法人は、全国に地方事務所や、税理士法人やコンサルなどのグループがあります。

監査法人からそういった先に異動することは十分可能です。

監査法人は、基本的に従業員には幅広い経験を積ませたい意向があるため、出世の要件として監査以外で数年の職務経験を求めています。
したがって、グループ内外問わず異動しやすい環境となっています(各法人によって異動しやすさは変わるようですが)。

例えば、監査法人の東京事務所で3年勤務した後に、地方事務所に2年間異動する、なんてことも普通にできます。
交渉によってはそのまま地方で働き続けることも可能です。
英語が得意な人にとっては、海外事務所も選択肢に入ってきますね。

私がおすすめするのは、やりたい仕事が明確にないならとりあえず監査法人に入っておいて、その過程で興味がでた分野のグループに異動してしまうことです。
これなら転職を繰り返すことなく、安心していろんな業務経験を積むことができます。

転職のリスクを冒さず、グループ内で異動できるのがBIG4監査法人のメリットだと言えます。

ハブキャリアとして最高

監査法人での仕事はハブキャリアとして最高です。

「ハブキャリア」とは、さまざまな業界・職種から入ることが可能で、かつ、さまざまな業界・職種に転出することが可能な仕事です。
世界中のフライトの発着拠点となるハブ空港になぞらえて呼ばれています。

出典:未来をつくるキャリアの授業(渡辺秀和 著)

監査法人は、USCPAを取得すれば会計業務未経験でも入社することが可能です。
また次の転職先でも幅広い選択肢が生まれます

例えば会計系の求人を見てみると、必須要件に
「監査法人で上場企業の監査経験3年以上」
を求めているものがほとんどです。
そしてこれらは嫌でも経験することになります。

したがって、数年後に「経理に行きたいな」「会計コンサルやりたい」と別の仕事がしたくなったとしても、監査経験を積んでいれば比較的容易に転職することが可能なのです。

「今すぐ絶対にこれやりたい!」という仕事がなければ、とりあえず監査法人に入っておくことをおすすめします。

【たけぞうメモ】キャリアアップにおすすめの本

ハブキャリアなどキャリア戦略については、コンコードの渡辺さんの本を参考にしてください。
「年収をアップするにはどうすればよいのか」
「キャリアのプロが注目する業界はどこか」
「社内営業を通じて望む仕事の経験を積む方法」
を丁寧に教えてくれます。

私もこの本を読んで行動し、また大手町のコンコード本社でキャリアアドバイザーと面談したおかげで、年収を上げながら今の仕事(財務DD)に就くことができました。

とはいえ監査法人もしんどいことはある

今までは監査法人のメリットをお伝えしましたが、当然つらいこともあります。
私も特に1年目はめちゃしんどかったのですが、自分の経験を踏まえたUSCPAならではの大変さは以下のとおり。

  1. 会計知識が乏しく周囲についていくのがつらい
  2. ハードワークなのがつらい
  3. 監査チームメンバーの入れ替わりがつらい

監査法人は基本的にホワイトではあるものの、繁忙期はやはり忙しく、今まで地方でのんべんだらりとしてきた自分にとって慣れるまでは非常に大変でした。

こちらについて体験談も交えて以下の記事で詳しく解説しています。
USCPAが監査法人に転職してつらかったことと対策方法【3選】

監査法人に転職するには

「監査法人がいいのはわかったけど、転職するにはどうすればいい?」
という声に応えるため、やるべき具体的な行動をお伝えします。

  • USCPAをできる限り早く取得する(科目合格でもOK)
  • 合格前に転職サイトに複数登録しておく

それぞれ解説します。

USCPAをできる限り早く取得する(科目合格でもOK)

USCPA試験はできるだけ早く取得しましょう。

なぜなら年齢は1歳でも若いほどいいからです。

USCPAホルダーが前提であれば、転職で最重要視されるのは年齢です。
採用側としては今後のポテンシャルを考慮しているのはもちろん、監査法人のスタッフは20代が多いため、年下の先輩のもとでうまくコミュニケーションがとれるかどうかが心配だったりします。

私も地方から東京のBIG4に転職する際に、30歳前での転職を目標にし、追い込んで勉強していました。
実際監査法人に入所して周りを見ても、新人スタッフとして入所する人は、公認会計士の人でも35歳までが多数を占めます。

監査法人への転職できる可能性を少しでもアップさせるために、1でも、1か月でも早くUSCPAを取得しましょう。

働きながら1年半でUSCPA合格を目指す勉強法は、こちらの記事を参考に。

【USCPAを1年半で】凡人が働きながら合格できる勉強法【再現性あり】USCPAの勉強法を働きながら1年10か月で合格した筆者が徹底解説!凡人でも再現性があり、社会人が1年半で合格できる方法をお伝えします。...

また監査法人に絶対行きたいのであれば、2科目だけでもなんとか合格してしまうこともおすすめです。

なぜなら特に人手が足りない監査法人では、科目合格者に対しても求人しているところがあるからです。
このように↓

出典:MS-Japan(2021年2月時点)

なお、科目合格で監査法人に転職を目指す場合、FARとAUDから取得することをおすすめします。
なぜならどちらも転職後すぐに必要な知識だからです。
科目合格だけで監査法人に転職してしまい、他の科目は、期限失効に気を付けながら確実に合格すればいいのです。

また、早めに転職エージェントに登録して情報を受け取れるようにしてくこともおすすめします。
科目合格OKの求人はすぐになくなってしまうため、勉強中の段階であっても、あらかじめエージェントとコンタクトしておくといいでしょう。

おすすめの転職エージェントは次項を参照してください。

合格前に転職サイトに複数登録しておく

監査法人に転職したいなら、USCPA合格前に転職エージェントに複数登録しておきましょう。

アビタスやTACなどの受講生は、各スクールの求人サイトをチェックしていると思いますが、それに加えて1~2社は追加登録しておいたほうがいいです。
理由としては、

  1. 多くの求人情報にふれられる
  2. 自分に合ったキャリアアドバイザーに出会いやすくなる
  3. 合格前に登録しておくことで、好条件の求人にアプローチしやすくなる

特に複数のキャリアアドバイザーに相談しておくことは重要です。

転職エージェントに登録すると、プロのキャリアアドバイザーが選任となって、求人情報の紹介やアドバイス、面接のサポートなどをしてくれます。
ただし、キャリアアドバイザーも人間ですから、たとえ実力は十分でも、自分とは性格や考え方が合わなかったり、求職者側の希望がうまく伝わらなかったりする場合もあります。

あなた
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監査法人への転職しか考えていないし、他の転職エージェントに登録するの面倒くさい…

と相談先を1社だけに限定してしまうと得られる情報が偏ったものとなり、イメージと違った転職になってしまうリスクがあります。
「監査法人に転職できたけど、自分には向いていないことに入ってから気づいちゃった…。もう辞めたい…。」
なんてことは絶対に避けたいですよね。
また、複数登録してさまざまなキャリアアドバイザーに会っていれば、今のアドバイザーが自分に合っているか比較もできます。

転職エージェントの登録は無料でできますし、わずらわしい定期配信メールも登録時点で停止にすることができます。
面倒くさがらずに登録し、しっかり情報を収集しましょう。

おすすめの転職エージェントは2社

  • 自分が受講しているUSCPAスクール(アビタスやTAC)
  • ジャスネットキャリア
  • MS-Japan
  • マイナビ会計士

私たけぞうは、これらすべての転職エージェントに登録し、各担当者と面談をしました。
この中でUSCPAホルダー(または勉強中)の人には、ジャスネットキャリアとMS-Japanがおすすめだと断言できます。

ジャスネットキャリア

ジャスネットキャリアは、会計士・税理士・USCPA・経理の求人を取り扱う転職エージェントです。
公式HPに
「ジャスネットコミュニケーションズは、ご登録者の皆様と、会計、税務、経理・財務分野に携わる皆様のキャリアに一生寄り添い、共に歩んでいきたいと思っています」
と理念が記載されていますが、実際にその通りだなと感じます。

私の場合、面談はアドバイザーが2名つき、1時間半も面談時間をとっていただきました。
(他の転職エージェントと比べて最長です!)
最初の面談ではいきなり求人を紹介するようなことはせず、「今日はたけぞうさんの価値観や10年後どうなっていたいかを一緒に考えたい」と言ってくださいました。
USCPA転職市場の動向もかなりぶっちゃけてお話していただき、アビタスなどUSCPA予備校が言いづらいような本音も言ってくれます。
また定期的にメールで、会計実務担当者へのセミナーや講座の案内をしてくれるので、こちらもありがたいです(自分も時間に余裕ができたら、実務エクセル講座を受けたい…)。

このように、掲げている理念とエージェントの姿勢が一致しているので、かなり信頼性が高い転職エージェントと言えるでしょう。
「監査法人に転職させて、はい終わり」
ではなく、長期間にわたって共に寄り添ってくれる安心感があるのでおすすめです。

ジャスネットキャリアへの無料登録はこちら

豊富な転職情報【ジャスネットキャリア】

MS-Japan

USCPA予備校とジャスネットキャリア以外であれば、MS-Japanもおすすめです。
MS-Japanは管理部門・士業特化の転職エージェントで、ニッチな求人も豊富に取り揃えていると感じました。
アビタスだと基本的に求人は監査法人がメインとなっていますが、MS-Japanであれば、英語と会計と金融が活かせるファンド経理(あまり求人として掲載されていない)も豊富に取り扱っている印象です。

またキャリアアドバイザーも対応が丁寧で、面談後に多数の求人票を送ってもらい、非常に参考になりました。
こちらも
「一度面談したら、はい終わり」
ではなく、面談後も忘れたころにおすすめの求人メールを送ってくれるので、長期的なお付き合いをしたい転職エージェントと言えます。

MS-Japanへの無料登録はこちら

MS-Japan

マイナビ会計士

こちらは大手マイナビが運営する転職エージェントです。
豊富な求人バリエーションがあるため、キャリアアドバイザーから自分では思いつきもしなかった転職先を提案してくれる可能性があります。
監査法人は魅力的な転職先ではあるものの、視野を広げるためにもとりあえず登録しておくのもアリです。

ただ、個人的には登録はマストではないかなと思っています。
私の場合、面談は電話で行われ、時間は最短の30分でした。
その後、求人票をいくつか送付してもらいましたが、そもそも自分が希望したニーズをエージェントが理解しているか微妙なものでした。
ぶっちゃけ、エージェントは「マイナビ」の看板にもたれかかっているなという印象を受けましたね笑、流れ作業的に対応してるんだろうな、という。
ですので相談マストのエージェントとは言えないものの、なんだかんだ求人はそろっているので、とりあえず登録しておくか、に留めておいていいかと思います。

マイナビ会計士の無料登録はこちら

マイナビ会計士

その他:JACリクルートメント

30代で実務経験(金融機関・会計事務所・経理など)がある人は、JACリクルートメントにも登録しておくことをおすすめします。
こちらは30代以上の即戦力採用を扱うエージェントです。
監査法人にこだわらず、ご自身の経験を活かして高い年収を狙いたい人には相性が良いです。

JACリクルートメントの有用性については、お金の教育で有名なリベラルアーツ大学の両学長も、Youtubeでわかりやすく解説しています(12分40秒後)。

キャリアアドバイザーを活かして、念願の監査法人への転職を成功させてください。

以上!