こんにちは、たけぞうです。
今回はUSCPAのFAR(財務会計論)の勉強法について解説していきます。
USCPA試験で初めて受験するのがFARという人がほとんどだと思います。初学者にとってはわからないことが多く必要以上に時間がかかってしまいます。中には挫折してしまう人もいるため非常に残念に感じます。そこで今回は
という観点で解説します。
FARは最初の難関ですが、これを乗り切れば英語力も身に付きUSCPA試験にも慣れてくるため、後の科目もラクになります。ぜひみなさんには乗り越えてほしいので、気合いを入れて解説していきます!
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- 約20分のユニットで構成された教材だからスキマ時間でも学習できる
- 問題数を厳選しているから最短で合格レベルに到達しやすい
- わかりやすい図解テキストと日本語訳のおかげで学習がドンドン進む
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この記事を書いている人
単位ギリで地元の駅弁大学卒業→銀行に入社するもツラすぎて1年で退職(年収300万)→税理士試験に挑むも1科目も合格できず挫折(年収380万)→働きながら1年10か月でUSCPA取得→BIG4監査法人金融部転職(年収600~690万)→TOEIC855点獲得→大手FAS(年収910万)
昔の私のような低スペック会社員がUSCPA(米国公認会計士)資格を活かして年収アップさせる方法を発信してます。
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FARの特徴
FARの特徴
FARは、全て計算問題で占められます。
MC問題は四択の中から該当する金額を選択できますが、TBS問題については、自分で金額を算出する必要があります。
そしてボリュームが多いのが特徴です。
アビタスの問題集でも1,000問程度になります。
以上より、大量の問題をやり切ること、試験日まで記憶を定着させ続けることがFAR攻略のカギになります。
学習スケジュール
FARの学習スケジュールは約5~6か月をおすすめします。
ほとんどの人がFARから受験するため、各種手続きや単位認定試験、英文問題に慣れるのに時間が必要になります。
したがって、5~6か月程度でのゆとりを持った計画がいいでしょう。
またボリュームが多い科目のため、復習のタイミングも重要になってきます。
詳細は後述しますが、
翌日→1週間→2or3週間→1か月・・・
というように、徐々に間隔を空けて復習するやり方をおすすめします。
このやり方だと、記憶の定着が良くなります。
以上を踏まえ、私が提案するFARの学習スケジュールは以下のようになります。
学習スケジュールを計画するときは、インプット期と整理期の2つのフェーズにわけましょう。
また、特にインプット期においては、徐々に復習の間隔を空けています。
問題集すべてを解き終わってから2周目に突入するのではなく、150問、500問というように、問題集を分割して復習しましょう。
このように問題を分割して復習をこまめに行うことで、学習内容を効率的に記憶に定着させることが出来ます。
学習スケジュールの詳しいやり方については以下の記事を参考にしてみてください。
⇒【初学者必見】USCPAの学習スケジュールを私が決めます
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FARの対策方法
FARの対策方法は以下のとおり。
- 仕訳を毎回紙に書く
- 自信のある範囲は8周までやらない
- 公会計(頻出範囲)をやりこむ
それぞれ解説していきます。
仕訳を毎回紙に書く
特に簿記初心者は、仕訳は毎回紙に書くようにしてください。
問題ごとに、借方(debit)と貸方(credit)それぞれ勘定科目と金額を紙に書いていくイメージです。
下記のように簡単でいいです。
「簿記はスポーツだ」とよく言われますが、まさにその通りで、問題文を読んだ瞬間に借方と貸方や計算方法が脊髄反射レベルで頭に思い浮かぶくらいにならなければいけません。
そのために毎回仕訳を書いて身体に覚えさせる必要があります。
ただし本試験はPCの電卓機能を使うため、実物の電卓は使用できません。
したがって、直前期は紙での学習だけではなく、PC上で電卓機能を使いながらの問題演習を必ずやりましょう。
自信のある範囲は8周までやらない
計算方法を身体に覚えさせていく中で、自信のある範囲については問題演習を減らすことも必要です。
FARはボリュームが非常に多い科目です。
やり方によっては、当初設定した受験日までに範囲が終わらない可能性があります。
加えて日本の簿記試験とUSGAAPの会計処理は共通している部分が多いです。
したがって、特に簿記2級以上の知識がある人の場合はベースの知識があるため、必要以上に問題を繰り返し解かず、どんどん進めていくことも必要です。
基本的に、私はUSCPAの問題集は8周までやるべきだと思っているのですが、前述に該当する場合は5~6周程度で十分かと思います。
8周まで問題集を回転させるべき理由は以下の記事を参考に。
⇒USCPAに合格したいなら、問題集を8周しろ【5周じゃ足りません】
他にも、3問連続で正解できた問題や、他の問題でカバーできそうなものは今後解かないようにするなど、すでに身についた範囲は問題演習を省略して、足りない部分に注力しましょう。
公会計(頻出範囲)をやりこむ
前項では自信のある範囲は問題演習を減らすようにお伝えしました。
反対に、頻出範囲についてはしっかり8周ほど解くようにしましょう。
FARの場合は公会計(政府・非営利組織会計)になります。
最新の出題頻度の把握はAICPAリリース問題から推察できます。
AICPAリリース問題については以下の記事を参考に。
⇒【予備校の問題集だけでは不十分】USCPAに最短かつ確実に受かりたいなら、AICPAリリース問題をやり込むべき理由
直近3年分のAICPAリリース問題で頻出している範囲は、本試験でも高い確率で出題されるので、優先的に学習しましょう。
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なぜFAR合格まで9か月もかかったのか
ここからは私の話をします。
私は2015年5月からFAR(英文会計含む)の勉強を開始し、2016年1月に受験・合格しています。
つまり約9か月ほどかかっています。
簿記2級を持っており、銀行・会計事務所で働いていた私が、なぜここまでFARに時間を費やしてしまったかについて説明をします。
主な理由は以下のとおり。
- 単位取得に時間をかけすぎた
- 復習のタイミングを全く考えていなかった
- 英語に手こずった
単位取得に時間をかけすぎた
USCPAの受験資格を得るためには、単位認定試験を受けなければいけません。
アビタスの場合、USCPA本試験の問題集と単位認定試験は密接にリンクしています。
したがって、問題集はどちらの勉強も兼ねるため、本試験の勉強をしながら単位取得をすることが出来るのです。
私の場合、まず単位認定試験のための勉強をしました。
FARの問題集を全て3周してから認定試験を受けたのですが、この時点で勉強開始時から4か月以上経過していました。
そしてその後に、FAR合格に向けての勉強を開始しました。
当時は単位認定試験にビビりまくっていたので、十分な対策が必要だと思っていたんですよね。
アビタスの場合、自宅のPCで単位認定試験を受験できることを考えると、必要以上に準備をする必要はなかったのです。
(ちなみにTACの場合は、単位認定試験についても東京か大阪の試験会場に赴いて受験しなければならないようです。)
今となってはわざわざ単位認定とFARの学習を分ける必要はなく、FAR合格を目指す途中で単位を取得すればよかったと後悔しています。
なお、USCPA予備校を検討している人には、アビタスをおすすめします。
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復習のタイミングを全く考えていなかった
FARを勉強していた時は、復習のタイミングを全く気にしていませんでした。
単位取得試験のために問題集を3周したのですが、まず問題集を1周全てやり切ってから2周目に突入するやり方をしていました。
すると最初に勉強した内容はすっかり忘れてしまい、覚えなおさなければならないため、非常に時間がかかりました。
時間がかかるうえ、自己嫌悪にもなりました。
「一回やったはずなのにもう忘れてる・・・」
「自分は記憶力がないダメなヤツだ」
「USCPA試験に向いていないのでは・・・?」
やり方が悪いせいなのに、自分自身を責めてしまったのです。
復習のタイミングに気を付けないと、学習が非効率になり、精神的にもよくありません。
したがって、記憶が定着しやすいタイミングで復習するべきだったと反省しています。
ではどのようなタイミングで復習すべきかというと
翌日→1週間→2or3週間→1か月・・・
というように、最初は間隔を短くし、徐々に空けていくイメージです。
人には記憶が忘却するタイミングがあり、その前に復習するのがコツです。
AUDからこのやり方を死守するようにした結果、勉強内容を忘れにくくなり、1科目あたりおよそ4.3か月程度で合格できるようになりました。
詳細なやり方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
⇒【USCPA勉強法】仕事で忙しくてもラクに問題集を回転させるテクニック5選
英語に手こずった
FARを一番最初に受験したこともあり、英語の問題文に手こずりました。
知らない単語を一つ一つ調べたり、問題内容を理解するのに、特に序盤は苦労しました。
英語が苦手な人にとってはしょうがない部分ではありますが、私の場合、英単語を紙の辞書で毎回調べていました。発音記号なんかも書き写したりして。
紙の辞書で毎回調べる時間は本当にムダだったと思うので、さっさと電子辞書で調べて問題集を何周もこなすほうに時間を使うべきでした。
スマホの辞書アプリだと、SNSを見たりネットサーフィンしてしまう可能性があるので、できれば電子辞書を使いましょう。
USCPA試験では会計や法律、経済分野の専門用語も出てくるため、ビジネス専門用語が網羅されている辞書がベストです。それを踏まえると、電子辞書は「カシオ 電子辞書 エクスワード」シリーズをおすすめします。
TOEICの公式問題集やキクタン(単語集)なども多数収録されているため、いずれTOEICの勉強をしたい人にとっても買っておいて損はないでしょう。
その他、USCPAの英語対策方法については以下の記事でまとめています。
【関連記事】USCPA英語対策の勉強方法【留学経験なくても大丈夫】
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まとめ:先人の失敗を活かせ
今回はFARの勉強方法について解説しました。
私のように合格まで9か月もかけないように、ぜひこのサイトにある記事を何度も読んでさっさとFARを合格して欲しいです!
そして念願のキャリアアップを叶えてください!
以上!
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注意点:たけぞうによる申請後、翌月末までに依頼者が申込手続きを終え、受講料の全額入金(またはローン可決)を完了することが必要です。翌月末までに全額入金できなかった場合、たけぞうに連絡ください。再申請します。