USCPAとは

USCPAが未経験で監査法人に転職できるか【コロナ過だと難化傾向か】

こんにちは、たけぞうです。

今回は
未経験者がUSCPA取得後に監査法人に転職できるか
というテーマについてお話します。

最近、転職エージェントと話す機会があったのですが、2010年代に比べると
USCPA合格者、特に未経験者について、監査法人への転職が難しくなってきている
とのことでした。

「未経験だけど、USCPAに興味がある」
「難しいかもしれないけれど監査法人転職にチャレンジしたい」
と考えている人に向け、今回は

なぜ監査法人への転職が難しい状況になってきているのか
未経験者はどうすればいいのか

について解説していきます。

監査法人の未経験USCPAへのニーズが減少

最近(2021年4月時点)、ある会計士専門の転職エージェントと話す機会があったのですが、聞いた情報は以下のとおりです。

・最近は、未経験USCPAが監査法人に転職しづらくなっている。
・未経験とは、正社員ではなくアルバイトしかしたことのないような人のこと。
・USCPA予備校の広告の影響で、本当に誰でもUSCPAを目指すようになってきている。
・2010年代は、30代で未経験者であっても、USCPAホルダーであれば監査法人に転職できた。
・2020年以降のコロナ過においては、監査法人としてリモートでの従業員教育が難しいと考えている。
・したがって現状は、20代であっても未経験USCPAホルダーの採用は控える傾向となっている。

まとめると、コロナ過により監査業務もリモート化が進んでおり、新人スタッフへの教育に手間がかかるため、未経験USCPAの採用を控えているとのことです。

それを聞いた私の感想としては、
「たしかにリモートでの新人教育は難しいよな」というのと
「現在USCPAを検討している人は、資格の費用対効果をより慎重に考える必要があるかな」
でした。

リモートの環境は、新人スタッフにとって負担がかなり大きいです。
新しい業務をキャッチアップする必要があることはもちろん、チームメンバーと生のやり取りがなく、在宅で閉鎖間のある中で業務を覚えていくことはかなりしんどいのではないかと思います。
私も昨年より監査法人を離れてM&Aアドバイザリー会社に身を移しましたが、在宅の環境で新しい職場で働くのは精神的にかなりキツかったです(通勤時間がなくて済むのはいいんですけどね・・・)。
教えてもらおうにも、何度も先輩に電話しても迷惑ですから、一旦質問事項をまとめたりなどかなり気を使う必要がありました。
またリモートだと、先輩の仕事の進め方やクライアントとどのようなコミュニケーションをとっているのかを観察することができず、たしかに成長機会は限られる部分があると思います。

監査法人としても、リモートでのスタッフ教育についてはまだ試行錯誤している状態だと思われます。
前の監査チームの先輩に話を聞くと、他のチームでもリモートが原因で病んでしまった人がいるそうです。
残念ながら未経験USCPAホルダーにとっては、しばらく転職は厳しい環境なのかもしれません。

したがって、USCPAを取得して監査法人への転職を検討している人は、資格取得の費用対効果をより慎重に考える必要があると思われます。

会計未経験者はステップを踏んでいくべき

「それでも監査法人にチャレンジしたいんだけど、どうすればいい?」

と不安になっている会計未経験の人もいるかと思います。

結論としては、いきなりすべてを投げうって挑戦するのではなく、ステップを踏み様子をみながらチャレンジしていくことをおすすめします。

  1. まずは簿記2級を取得してみる
  2. 経理や会計事務所で働き実務経験を積んでみる(特に非正規雇用者)
  3. あらかじめ転職エージェントに自分のスペックを相談しておく(アビタスやTACなどUSCPA予備校以外)
  4. 働きながらUSCPAを取得してみる
  5. 時期をみて監査法人に転職する

上記のように小さく試していき、そのたび自分の気持ちや転職市場の状況から判断していくべきでしょう。
場合によっては、監査法人のルートを諦めて別のキャリアを選択することも全然ありです。

「絶対に監査法人に行きたい!!」
といって、いきなりアビタスやTACにUSCPA受講料をぶっこまないようにしたいですね。
受験期間にして約2年、受験費用総額で約100万円かかりますから。

USCPAの社会人勉強期間や費用総額については下記の記事で詳細に解説しています。

【取得する意味ない?】USCPA(米国公認会計士)とはどんな資格か資格保有者が解説します こんにちは、たけぞうです。 「よくネット広告でUSCPAって見るけど、どんな資格なの?」「おすすめの転職先はどこ?」「地方に住ん...

また、USCPAを受験する前にあらかじめ転職エージェントに相談してみるといいでしょう。
具体的には、
「自分の今のスペックで2年以内にUSCPAを取得したら、監査法人に転職できるか」
ということをストレートに聞いてみるべきです。

その際、アビタスやTACなどUSCPA予備校以外に相談しましょう。
彼らはUSCPAの受講生を増やしたいというインセンティブがあるため、正直なUSCPAの採用状況を伝えてくれない可能性があるからです。
少なくとも2~3社程度に正直な意見をもらうことをおすすめします。
USCPAを取得する前に、判断材料として無料でUSCPAの転職状況を聞けるので、やっといて損はないかと。
現状おすすめエージェントは、MS-Japanとジャスネットキャリアでしょうか。

本記事がみなさんの理想のキャリアアップのきっかけとなれば幸いです。

以上!