USCPA勉強法

【初学者必見】USCPAの学習スケジュールを私が決めます

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こんにちは、たけぞうです。

今回は
USCPAの学習スケジュール(科目単位)を私が決めます
というテーマについて解説していきます。

USCPAは通年いつでも受験できるメリットがある一方で、どれくらいの勉強期間を経て受験すればいいかわからない初学者も多いはずです。

「ある程度実力が付いたら本試験の予約をしよう」と思っていたら、いつまで経っても自信がないため予約できず、ズルズル遅れてしまう人もいます。反対に実力不足なのに急いで試験を受けてしまったため、落ちてしまう人もいます。

そこで今回は、USCPA初学者の学習スケジュール(科目単位)を私が決めます。
今回は働きながら1年半でUSCPAを取得したい人を想定しています。

USCPAは受験時のスペックによって、合格までの期間が大きく変わる試験なので「絶対に誰でも1年半で合格できます!」とは言えません。
しかし学習計画の目安として発信する意義はあると思い、なんとか1年半で合格できるスケジュールを考えました。
それでは解説していきます。

この記事を書いている人

たけぞう
米国公認会計士(USCPA)

単位ギリで地元の駅弁大学卒業→銀行に入社するもツラすぎて1年で退職(年収300万)→税理士試験に挑むも1科目も合格できず挫折(年収380万)→働きながら1年10か月でUSCPA取得→BIG4監査法人金融部転職(年収600~690万)→TOEIC855点獲得→大手FAS(年収910万)

凡人がUSCPA(米国公認会計士)試験の勉強方法や、USCPAを活かした転職方法について発信してます。

USCPA(米国公認会計士)資格のおかげで凡人の私でも5年で年収380万円から910万円に

まず期限を決める

まずは科目ごとで受験日を先に決めます

「勉強を続けて、なんとなく実力がついてきたタイミングで・・・」というスタンスだと、全科目合格までズルズル遅れてしまいます。
USCPAを取得後に転職を考えているのなら、年齢は少しでも若い方がいいので短期集中で勉強すべきです。

そのためにも先に受験日を決めてしまい、自ら勉強せざる環境に追い込むことをおすすめします。

科目ごとの勉強期間目安
  • 【FAR】5.5か月
  • 【AUD】4か月
  • 【REG】4.5か月
  • 【BEC】4か月

受験する順番としては、比較的英語力が必要ないFARが一番最初、WC問題が出題されるBECは一番最後に受験することをおすすめします。

科目ごとのスケジュール

科目単位で学習スケジュールを計画するときは、大きく2つのフェーズにわけましょう
2つのフェーズは以下のとおり。

  1. インプット期(約3か月)
  2. 整理期(1~2か月)

インプット期は、テキストの講義を受講して問題集を6周やります。
ここで最低限のインプットをしますが、記憶の定着の観点から、解く順番が重要です。詳細は、次項「忘却曲線に落とし込む」にて解説します。

整理期では、追加で問題集2周と、AICPAリリース問題をやります。
その際、問題集を上から順番に解くのではなく、各論点との違いや比較を明確にして、テキストを説明できるように勉強します。

歴史の勉強で例えるなら、ヨーロッパを昔から現在にかけて覚えてきた後に、各時代の中東やアフリカの周辺各国と比較しながら知識を整理していくイメージです。

この2つのフェーズにわけて勉強することで、本試験で問題集と違う問われ方をしても対応することが出来ます

忘却曲線を計画に落とし込む

エビングハウスの忘却曲線

「インプット期」と「整理期」にどのように進めたらいいか。

それは、エビングハウスの忘却曲線に従って勉強するべきです。

エビングハウスの忘却曲線については別の記事で詳細を説明していますが、結論、「翌日、1週間後、3週間後、1か月後・・・というように間隔を徐々に開けて復習する」ということです。
イメージは以下の図になります。

このタイミングで復習をすることで、効率的に記憶を定着させることが出来ます。
私も税理士試験の時はタイミングを全く考慮せしなかったため失敗してしまいました。それからUSCPAではこれを死守したところ、一気に覚えやすくなり、結果も出ました。

ただ、1日も狂うことなく厳密にこのスケジュールを守る必要はありません。
ゆるく、徐々に復習の間隔を空けていけばいいという感じでOKです。

そして、このエビングハウスの忘却曲線を実際の学習スケジュールに落とし込んだものが以下の表になります

ここではAUDを例にします。
試験日は4か月後で、アビタスのAUDの問題集は約600問とします。

インプット期(1~8週間)

インプット期では、問題集を分割して回転させます。
今回は600問を150問ずつ4ブロックにわけ、それぞれ2週間程度で4周するスケジュールとしています。
なぜ分割させるかというと、エビングハウスの忘却曲線において勉強当初の復習(翌日と1週間以内)が非常に重要だからです。

言い換えると、全ての問題(600問)を1周し終えてから2周目に突入してはいけません
それだと2周目に突入するころには1か月以上経過しており、最初に勉強した内容をすっかり忘れてしまうからです。

したがって、問題集を分割しブロックごとに回転させることで、効率的に記憶を定着させることが出来ます。

前述しましたが、コツとしては復習のタイミングを厳密に管理しようとしないことです。
タイミングは非常に重要ではあるものの、逆に管理に時間をかけすぎてしまうと肝心の勉強時間がなくなり、本末転倒になります。

私は「翌日→1週間後→その翌日くらいの間隔でできればいい」というスタンスで復習してました。忙しくて翌日にできなかったり、1週間を超過してしまうこともたくさんありましたが、気にせず復習していました。
現在、英語や仕事の勉強をするときも、このやり方でやっています。

インプット期(9~12週間)

そして、全てのブロックを4周回転させてから、もう一度回転させます(5~6周目)。
ここのタイミングで復習することで、長期記憶として勉強内容が脳に定着し始め、インプットをより強固なものにします

すでに4周回転させているので、勉強当初に比べて問題が早く解けるようになっているはずです。
そして成長した自分を思いきり褒めましょう
こういった小さな成長に気づくようにするのも、モチベーションを維持するために非常に重要です。

ただし試験まで時間がない場合は、この時点での復習を省略することも考えられます。
特にボリュームの多いFARなどの科目については、完璧に覚えていた問題や、3回連続で正解したものはここで省いてもいいと思います。

整理期(13~16週間)

整理期では、AICPAリリース問題と問題集を追加で2周(累計8周)ほど勉強します。

AICPAリリース問題の重要性については、下記記事を参考にしてください。

【予備校の問題集だけでは不十分】USCPAに最短かつ確実に受かりたいなら、AICPAリリース問題をやり込むべき理由 こんにちは、たけぞうです。 社会人として働きながら勉強してUSCPAライセンスを取得。四大監査法人に転職して年収200万円アップ...

問題集については順番通りに解き進めていくのではなく、各論点との違いや比較を明確にし、テキストを説明できるくらい理解しながら勉強します。

例えば
「監査業務とレビュー業務と証明業務の違いは?」
「監査計画、重要な虚偽表示リスクの評価、内部統制、実証手続でそれぞれやることの違いは?」
「詳細テストと分析的手続の違いは?このケースではどちらが適している?」
というような違いを、自分の中で説明できるようにします。
つまり、「まぎらわしいな・・・」と感じた各論点の問題をそれぞれ解いていくイメージです。

AICPAリリース問題と問題集を同時並行で進め、本試験に向けて追い込みをかけましょう。

全科目合格まで1年10か月もかかった私が後悔していること

私は全科目合格までに1年10か月を要しましたが、「これを知っていれば1年半以内に合格できたなあ」と後悔していることがあります。それは以下の4つです。

  1. 単位取得に時間をかけすぎた(FAR)
  2. 復習のタイミングを全く考えていなかった(FAR)
  3. 闇雲に問題集を回転させていた(AUD)
  4. AICPAリリース問題を知らなかった(AUD)

特に単位取得については、「かなり時間をムダにしたなあ…」と感じてます。

単位取得のためだけの学習期間を数か月間設けていたのですが、本当にムダでした。試験勉強をする過程で、さっさと自宅のPCで取得するべきでした。

早く単位取得&合格したいならUSCPA予備校選びは超大事

これからUSCPAの取得を検討している人にとって、学習スケジュールを作成するよりもまず重要なことがあります。それが自分に合った予備校選びです。

ここをミスってしまうと、どれだけ素晴らしい学習スケジュールを立てたとしても意味がありません。単位取得の難易度や環境も予備校によって異なります。

学習環境が整わなかった結果、なかなか合格できず、1年半の失効期限が切れ続ける沼にハマるかもしれません。不合格が続けば、試験料約7万円を毎回ドブに捨てるハメになります。私の同僚も、予備校選びに失敗した結果、合格までに3年以上費やしており、「お金が飛びまくって死にそう…」と嘆いていました。

計画通りに1年半で合格するには、自分に合った予備校を選ぶことが一番重要だと断言します。

USCPAの大手予備校は以下の3社になります。

予備校3校の中で、早く合格したい人におすすめできる予備校はアビタス(Abitus)かなと思います。

早く合格したい人にアビタスをおすすめしている理由

  • 教材が約20分のユニットで構成されているから、スキマ時間でも学習できる
  • 問題集のボリュームがTACより絞り込んでいるため、問題集を速く、何度も周回する学習スタイルに向いている
  • 問題集の日本語訳やWC対策問題集が優秀なので、英語が苦手でも学習がすすみやすい
  • 単位取得を自宅PCで済ませることができるので、早く受験要件を満たせる

【公式HP】『USCPAを目指すならアビタス。

【関連記事】USCPA予備校アビタスを合格者が徹底解説【割引制度・口コミ・体験談】

以上!

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