USCPA資格とは

USCPA(米国公認会計士)の受験資格を合格者が解説!|理系でもOK

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USCPAとはアメリカの公認会計士資格であり、取得することで英語で会計のスキルが身に付きます。

私も英語が苦手でしたが受験してみると基本的に誰でも受験できるし、学習を開始してみると「意外と日本の資格試験とそこまで変わらないぞ、むしろ税理士試験よりも簡単じゃんと気づきました。

この記事ではUSCPAの受験資格について解説します。

この記事を書いている人

たけぞう米国公認会計士

単位ギリで地元の駅弁大学卒業→銀行に入社するもツラすぎて1年で退職(年収300万)→税理士試験に挑むも1科目も合格できず挫折(年収380万)→働きながら1年10か月でUSCPA取得→BIG4監査法人金融部転職(年収600~690万)→TOEIC855点獲得→大手FAS(年収910万)

USCPA資格のおかげで年収380万円から910万円に

たけぞう

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USCPA(米国公認会計士)の受験資格とは

USCPAになるまでの概要

USCPAになるためには、大きく

「試験の全科目合格」

「ライセンス取得(主に実務経験が要件)」

が必要です。

USCPAになるために必要なこと具体的なステップ
試験の全科目合格①出願州の選択
②受験資格を満たして受験
③全科目合格
ライセンス取得④実務要件を満たして申請

USCPA試験は、まず①出願する州を選び②受験資格を満たします。そして③全科目合格する必要があります。

試験合格後、④一定の実務要件を満たしてUSCPAのライセンスを取得します。

ステップ①出願州の選択

USCPA試験の出願時、どの州に出願するかを全米の州の中から選びます。

米国では州によって法律が違うので、州ごとに「受験条件」や「ライセンス取得条件」が異なります。州ごとの条件の違いを事前によく確認して自分にとって有利な州を選択することが大切です。

なお、試験の難易度やライセンスの価値はどの「州」でも同じです。したがって受験生は、取得しやすい州(特にワシントン州、アラスカ州、グアム州など)を選ぶ人が多いです。

ステップ②③「受験資格を満たす(学位と単位)」「全科目合格」

USCPA試験は全米統一の試験ですが、受験資格は、出願先の州により異なります。

受験資格は大きく「学位要件」と「単位要件」の2つに分類することができます。

USCPAの受験要件
学位要件4年生大学を卒業していること※
単位要件大学等で「会計」や「ビジネス」の単位を一定数取得していること
※大学在学中や高卒でも受験可能な州あり

主な州ごとの受験条件は以下のとおりです。

アラスカ州受験要件
  • 4年制大学の学位
  • 会計15単位
グアム州受験要件
  • 4年制大学の学位または総取得単位120以上
  • 会計24単位
  • ビジネス24単位
  • 受験条件を満たさずとも見込み受験が可能。ただし合格実績は「暫定合格」となり、初回受験から18ヵ月以内に上記条件を満たす必要あり。
ワシントン州受験要件
  • 4年制大学の学位
  • 総取得単位150
  • 会計24単位
  • ビジネス24単位

ステップ④実務経験を満たしてライセンス申請

USCPAライセンスとは文字通り、USCPAとしての免許です。

全科目合格後、各州にライセンスを申請・取得して初めて「USCPA」と名乗ることができます。特に名乗らなくていいと思っている人(私の周りだと公認会計士資格保有者やFAS従事者など)は、ライセンスを取得してないことあります。

ライセンス取得には、試験合格に加えて主に「各州が定める実務経験を満たすこと」が必要になります。

主な州ごとのライセンス取得要件は以下のとおりです。

アラスカ州取得要件

ライセンス取得要件

  • 4年制大学の学位
  • 総取得単位150
  • 会計24単位
  • Business Law 3単位
  • Economics 3単位
  • Statistics/Computer Science/Mathのいずれか3単位

実務経験

  • 一般企業、政府系機関、会計事務所のいずれかでの実務
  • 会計業務、監査証明業務、調製業務、アドバイザリー業務(マネジメントやファイナンス等)、税務、会計コンサルティング業務などの実務
  • USCPA(直属の上司)の下での実務
  • 実務経験証明は、直属の上司かつUSCPAホルダーが行う。
グアム州取得要件
  • 会計系統の実務を1年以上。
  • 会計業務(経理、財務、税務など)に関するものであれば、監査法人や会計事務所に限らず、(米国外を含む)一般事業会社での経験も認められ得る。
  • 実務経験の認証者は、USCPAライセンスホルダーであれば、直属の上司である必要はない。(社外の人であってもよい。)
  • 実務経験不要でもライセンス取得OK(ただし名刺に記載する場合は、USCPAの後にInactiveを併記する必要があり)
ワシントン州取得要件
  • 受験条件を満たしていること
  • 1年2000時間以上の実務経験
  • 会計業務(経理、財務、税務など)に関するものであれば、監査法人や会計事務所に限らず、(米国外を含む)一般事業会社での経験も認められ得る。
  • 実務経験の認証者は、USCPAライセンスホルダーであれば、直属の上司である必要はない(社外の人であってもよい)。
  • 他州で合格した後に、ワシントン州に合格実績を移し、ライセンス取得をすることもできる。(2019年現在)

結局、どこの州で受験出願・ライセンス申請すべきなの?

前項より、各州によって求められる「単位」や「実務要件」が異なります。

したがって人によってベストな州も異なるため、USCPA受験開始前に必ずUSCPA予備校に相談しましょう

私の場合、アビタスに相談した結果、アラスカで出願しワシントン州でライセンス申請しました。

みなさんにもUSCPA予備校に確認してみることをおすすめします。アビタスの場合、大学の成績証明書を提出すれば、無料で単位診断をやってくれます。

4年制大学卒なら「単位」や「実務経験」がなくてもUSCPAを目指すことは可能!理系もOK

基本的に4年制大学卒であれば誰でもUSCPAを目指せます。

理系の人でも大丈夫です。

なぜなら4年制大学さえ卒業していれば

  • 会計・ビジネスの単位が足りなくても、USCPA予備校を通じて取得できるから
  • 実務経験がなくても、全科目(または一部科目)合格した後に、転職して実務経験した後にライセンスを取得すればいいから※

です。

※USCPA全科目合格後は、3年以内にライセンスを取得することを推奨されています。3年を超えてしまった場合、合格実績が失効する可能性があります。

4年制大学を卒業している時点で、最低でも130単位程度は取得しているはずです。

単位ギリギリで大学を卒業した私もそうでした。

150単位を求められている州がほとんどなので、USCPA予備校で20単位程度だけ追加取得すれば、ほぼすべての人が受験できるというわけです。

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単位取得をさっさと済ませる方法

方法①USCPA予備校はCPA会計学院かアビタスにしておく

CPA会計学院アビタスTAC
単位の取得しやすさ(5段階)★★★★★
自宅PCでOK
★★★★★
自宅PCでOK
★★★★
自宅PCで監視

USCPA予備校によって単位認定試験の環境が異なります。したがってこれからUSCPAを学習しようとする人は、取得が楽な予備校にすることをおすすめします。

USCPA大手3校のうち単位取得が最もラクなのはCPA会計学院とアビタスです。いずれも自宅のPCから受験することができます。一方TACは、遠隔から監視員により監視された状態で受験する必要があるのでおすすめしません。

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方法②単位取得のためだけの勉強をしない

たけぞう

私が後悔していることのひとつが、単位取得のためだけに学習期間を設け、ムダに時間を使ってしまったことです。

CPA会計学院かアビタスの場合、単位取得試験は各予備校の問題集の問題と同じです。また自宅のPCから受験できます。私はそれを知らず(というよりも聞いたはずが忘れており)、1科目目のFARについては、単位取得のためだけに約2~3か月ほど学習期間を設けました。

今思うとムダな時間だったと思います。単位取得試験よりも本試験のことだけを考えてスケジューリングをし、本試験の学習の過程で単位取得をすればOK、くらいのスタンスで十分だったと思います。

したがってこれから受験する人は、単位取得にはなるべく手間をかけすぎないようにしましょう。

USCPA(米国公認会計士)の受験資格ービビらず受験すべき理由

USCPAを受験するかどうか迷っている人や、自分に自信のない人に、私は本気でUSCPAを後押ししたいです。

私自身、USCPAで人生が変わりました。

迷っている人に後押しする理由は以下のとおりです。

公認会計士・税理士試験より難易度が低いから

会計系の難関資格としては、公認会計士や税理士のほうがメジャーです。

ですがこれらの試験は非常に難しく、合格するためには約3,000~5,000時間の学習時間が必要とされています。そのため10年かかっても合格できない人や、途中で挫折した人もたくさんいます。

USCPAの場合、米国の資格制度が取得後もレベルアップしていくことを前提としていることもあり、広く浅く知識を問われる試験制度となっています。結果、必要な学習時間は約1,200~2,000時間程度と言われています。

したがってUSCPAは、難しすぎて「何年も合格できない…」「途中で挫折してしまった…」ということになりにくく、比較的最後まで合格しやすい資格と言えます。

【関連記事】USCPAのリアルな難易度を合格者が解説【簿記1級や税理士試験とも徹底比較】

英語のハードルは想像よりも低いから

英語が苦手な人
英語が苦手な人
比較的簡単だって言っても、問題は全部英語で出題されるんでしょ?さすがに自分には厳しいかも…

このように心配しすぎる必要はありません。

基本的に簿記の知識があり(日商簿記2級程度)、高校時代に普通に英語の勉強をしていた人であれば、USCPAを目指すうえで全く問題ありません

(簿記未学習者であってもUSCPAを目指せますが、その場合は時間がかかります。働きながらであれば約2年以上はかかることを覚悟してください。)

結局、数字や会計は世界共通なので、会計がわかっていれば英語で聞かれても答えられます。そして、USCPAの勉強を続けていくうちに自然と自分の英語力も上がっていくので、他の科目も対応できるようになる、というだけなのです。

たけぞう
たけぞう
私も英語は全然得意じゃなかったですが、なんとかUSCPAに合格できました。

私も高校時代から約10年英語に触れてなかったので、学習当初は大変でした。

ですが使用する英単語も限られてきますし、英語問題にも次第に慣れてきます。ある程度簿記の知識があったので、最初のFARを勉強しているときは、会計の英単語を覚えるだけという感じでした。

加えて日本の簿記試験のようにPL、BSの精算表を作成したり、連結や企業結合のような難易度の高い問題は出題されません。したがって英語に対して必要以上にビビる必要はありません

【関連記事】USCPAに必要な英語力・TOEICスコアとは

難易度は低い一方、高年収の求人に転職しやすい資格だから

USCPAは稼げる業界に転職しやすい資格のひとつです。

  • 監査法人
  • 金融業界(投資銀行、ファンド、M&A仲介、金融商品営業)
  • コンサルティング業界
  • 外資系企業

上記の業界・企業は比較的年収が高く、また求人を見ても「USCPA資格」を歓迎する経験・スキルにしていることが多いです。

USCPAは公認会計士などの難関資格よりも難易度が低い一方で、稼げる業界に転職しやすいので、最もコスパのいい資格のひとつと言えます。

特に監査法人であれば、タイミングによっては、未経験者であってもUSCPAの資格保有だけで中途採用を受け入れています。

実際、銀行員だった私も、USCPA取得後はすぐに監査法人への転職が決まり、スタッフ1年目で年収は約600万円になりました。年収アップして本当に良かったです笑

【関連記事】USCPA取ったら監査法人へ転職すべき理由5選【年収アップしたBIG4出身者が解説】

地方在住でも活かせる機会があるから

USCPAは地方に求人はあまりありません。

東京など首都圏の求人が中心です。

ただ、地方在住者でもUSCPAを活かす機会はあります。USCPAとして地方で働き続ける方法は以下のとおりです。

  1. 地道に地元の求人を探す
  2. 求人のある近隣の大都市に引っ越す
  3. 期間限定で首都圏の監査法人で働いたあとに地元に戻る

私が一番おすすめするのは、期間限定で首都圏の監査法人で働いたあとに地元に戻ることです。

BIG4と呼ばれる大手監査法人には、全国に地方事務所が存在します。
一度東京などの首都圏の事務所に転職し、3~5年程度監査経験を積んでから地元の事務所に異動することもできます。

私もUSCPA合格後に、アラサーでありながら地元から東京へ上京しました。

以上より、地方在住だからという理由だけでUSCPA受験を諦める必要はないと思います。

【関連記事】USCPAとして地元で働き続ける方法【地方出身者が解説】

「単位」「英語力」「スペック」のない私でも合格できたから

私の受験時のスペックは以下のとおりです。

  • 単位ギリギリで大学卒業したため20~30ほど単位不足
  • 学習開始時のTOEICスコア500点未満(模試の結果)
  • 偏差値50代の地元大学卒

結果、働きながら1年10か月でUSCPAに合格できました。

私の場合、会計の知識と実務経験があったのでなんとか2年以内で合格できましたが、それ以外は凡人のスペックです。

こんな私でも合格できたので、これを読んでいるみなさんが諦める必要はありません。

私の体験談はこちら。
【関連記事】USCPA予備校アビタスを合格者が徹底解説【割引制度・口コミ・体験談】

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まとめ:大卒なら基本的にUSCPAの受験資格がある

今回はUSCPAの受験資格について解説しました。

基本的に4年制大学を卒業していれば誰でも受験でき、また難易度も思っているよりも低いことが理解できたかと思います。

理系の人も問題なく目指せます。

年収を上げやすく見返りの大きい資格ですので、迷っている人は挑戦してみることをおすすめします!

以上!

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