USCPAとは

【地方出身者が解説】USCPAとして地元で働き続ける方法

こんにちは、たけぞうです。

今回は、
USCPAを取得して地方で働き続ける方法
について解説していきます。

「将来独立するつもりはないから、税理士や公認会計士資格まで取ろうとは思わないなあ」
「英語好きだし興味あるから、USCPA取得して年収は上げたい」
「でも結局、地元じゃ求人ないから意味ないかな・・・」

USCPAに興味がある地方在住者は、このように悩んでいるのではないでしょうか。

USCPAの求人は、首都圏や大都市がほとんどです。
地方に住み続けたい人は、USCPAの取得をあきらめてしまうことがあります。
そこで今回は、USCPAとして地元で働き続ける方法を紹介します。

この記事を書いている私は、地元でUSCPAを取得したあと、上京してBIG4監査法人に転職。「仕事や勉強で苦しんでいる人の人生を、USCPAをきっかけに逆転させたい」をコンセプトに、USCPAの勉強方法やキャリアチェンジについて発信しています。

地元で働き続ける方法

USCPA取得後も地元で働き続けたい場合、
期間限定で東京の監査法人で働いたあとに地元に戻る
というキャリアルートをおすすめします。

つまりずっと地元に残り続けるのではなく、

  1. まず東京で数年間監査経験を積む
  2. そのあと地元の企業に高いポジションで転職する、または
  3. 監査法人の地方事務所に異動する

ということです。
「USCPAとったら、直接地元の企業や監査法人に転職すればいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、こちらの理由は

  • 地方に未経験USCPAホルダーのニーズがない
  • 監査経験者は地方でも市場価値がある

からです。

地方に未経験USCPAホルダーのニーズがない

転職サイトを見ると、USCPAの求人は関東や関西に偏っています。

やはり地方では、英語で会計業務を行う必要性がほとんどないため、USCPAへのニーズも低いです。
たまに求人を見つけたとしても、「経理業務」や「監査業務」、「税務申告」などの実務経験が必須な募集ばかりです。

つまり地方の企業としては、
「USCPAホルダーだからその人が欲しい」
のではなく

「会計・税務の実務経験が十分で、ついでにUSCPA持っていたらいいかな」というように、実務を重要視してUSCPAはおまけで考えていることがわかります。

したがって、そういった実務経験がまったくないUSCPAホルダーは、地方での転職は難しいと言えます。
転職できないということではなく、USCPAという資格を十分に生かし切れず、もったいない転職になってしまう可能性があります。

せっかく苦労して取得するのですから、「USCPAのあなただからこそ!」と給与面でも評価してもらえるような会社に転職したいですよね。

監査経験者は地方でも市場価値がある

上場会社の監査経験のある人は、転職市場においてニーズがあります。

例えば会計系の求人を見てみると、必須要件に
「監査法人で上場企業の監査経験3年以上」
を求めているものがほとんどです。

上場企業の経理業務は、日々、監査法人とコミュニケーションをとりながら行われます。
監査法人からの資料依頼・指摘事項の対応や、決算報告や内部統制などの日程調整、また監査法人へ経理処理の確認など、コミュニケーションは多岐にわたります。

したがって企業側としては、監査法人で上場企業の監査経験のある人が採用できれば非常に助かる、と考えているのです。

地元の上場企業も同様のため、東京で会計監査経験をしっかり積めば、地方での転職先の選択肢も増えることになります。

また、転職しなくてもBIG4監査法人には全国に地方事務所が存在します。
こちらもUSCPA取得後いきなり勤務することは難しいかもしれませんが、東京事務所で数年以上監査経験を積んだ後なら、異動することは十分可能です。

上京するのはカンタン

「監査経験がいいっていうのはわかったけど、数年とはいえ東京で働くのはちょっと不安だな…。」

地方に住んでいるほとんどの人は、このように思うはずです。

私も、27年間住んでいた地元を離れて上京してきたときは不安だったので、この気持ちはわかります。
ですが、やってみると意外となんとかなりました。
思っていたよりも上京はカンタンで、むしろ監査法人で得られた充実感や経験のほうがはるかに大きかったのです。

結局、上京して働くリスクや不安がよくわからないから一歩が踏み出せないわけで、私の体験談をもとにそれぞれの不安要素と解決策について解説していきます。

上京する不安

Q1:東京の監査法人に転職できる?

A1:USCPAと活かせる職歴があれば転職できます。

監査法人がUSCPA保有者を採用する場合、職歴も考慮されます。
公認会計士合格者であれば監査法人間で取り合いになるのですが、やはり実態として、USCPA合格しただけの人が採用される可能性は比較的低いです。
(例えば、留学経験とかもなくずっとニートをやっていたUSCPAホルダーとか。)

ただし職歴といっても、めちゃくちゃ立派なものである必要はないです。
例えばメーカーの営業をやっている人であれば、商品や業界の知識を活かして、製造業のクライアントを担当する部署に応募することができます。
職歴がなく海外留学の経験しかない人でも、国際部などで採用してもらえます。

私の場合、銀行1年、会計事務所4年9か月という職歴で、BIG4監査法人の転職活動の結果(当時27歳)、1社は書類選考で不合格、1社は1次面接通過(2次の前に辞退)、2社から内定という感じでした。

結局、職歴以外も年齢などさまざまな要素が考慮されるため、あなたが本当に転職できるかどうかはプロの転職エージェントに聞いてみた方がいいです。
聞くだけならタダなので。

おすすめの転職エージェントはMS-Japanです。

Q2:上京してからの生活が不安…

A2:思っているほど大変じゃない

27歳から上京してみた私の感想がこれです。
実際に体験して意外と何とかなりました。
みなさんが感じる主な不安要素は以下が挙げられると思います。

お金、収入

対処方法:手取り23~25万円で生活費を試算してみる。
BIG4監査法人のスタッフの給与は約30万円です。
残業代が0が続くことはあり得ないですが、保守的に30万円の手取り額である23~25万円で生活できそうか試算してみましょう。
家賃は手取りの3割くらい(8万円)を目安に賃貸物件を検索してみましょう(なお私は11.5万円の物件にしましたがなんとかやってこれました笑)

家族

対処方法:まず理解してもらう。上京後は現代のテクノロジーを活かす。

数年限定とはいえ上京を目指すとなると、恋人、両親、妻子との付き合い方も変えなければなりません。
まずは自分の想いを相手の目を見ながらしっかり伝えることが必要になります。
家族とは数年だけでも別に暮らすのか、一緒に上京してくれるのか、決断しなければなりません。
ただし別居する場合でも、現代のテクノロジーを使えば解決できることもあります。

離れていてもLineやZoomのビデオ通話を使うこともできますし、新幹線やローコストキャリアで月数回でも会えることはできます。
両親の高齢化が心配なら、一人で悩まず各自治体の「地域包括支援センター」に相談してみましょう。
高齢者の暮らし・介護のプロが在籍しており、高齢者の生活全般について相談対応してくれます。

詳しくは『離れて暮らす親に元気でいてもらう本(田中元著)』を参考にしてみてください。
私も一人っ子ですが、この本を読んで実行したおかげで、地元の両親に対する不安が軽減されました。

このように、自分が抱いている不安を書き出してみること。
そしてそれぞれに対応策があることを知ることが大事です。

地元に戻るときの不安

東京で監査法人で働いたあとに、また地元で働くことができるのかどうかが一番の不安ポイントだと思います。

この不安を解消するには、あらかじめ必要なスキルや経験を調べておくことをおすすめします。

例えば、実際に求人サイトで地元を対象に「監査」や「英語 会計」と打ち込んで検索してみましょう。
年収水準は東京より低いかもしれませんが、求人がいくつか見つかるはずです。
そこで「海外進出をしている製造メーカーの経理の求人が多い」とわかれば、今後のキャリアの方向性や戦略が見えてきます。

例えば監査法人に転職する際に、製造メーカーを担当する部署への配属を希望してみるのです。
そこで数年間経験を積めば、「製造メーカーの監査経験のあるUSCPA」として地元ではニーズの高い人材になることができます。
おそらく年収600-700万程度で課長職のポジションに就くことができると思います。
私の先輩でも、スタッフ4年目の時に地元企業の経理課長(年収700万円)として転職されました。
その給与であれば、家賃が比較的低い地方ならかなり贅沢な暮らしができそうです。
その先輩から引っ越した部屋を写真で見せてもらいましたが、めちゃくちゃ広かったです(うらやましい・・・)。

まとめ

もちろん、このように全てがうまくいくかどうかはわかりません。
「USCPAに合格できなかったら」
「監査法人に転職出来なかったら」
「希望通りの配属にならなかったら」
「地元で理想の求人がなかったら」

一方で、今の企業で働き続けるリスクもあります。
「今の会社がつぶれたらどうしよう」
「給料や役職がすぐ上がるとは思えない」
「ノルマがつらい」
「転職市場で評価されるようなスキルがない」

結局、どちらのリスクをとるのかという話になります。

このあたりは、このサイトだけではなくいろんな人の体験談を聞いたりして検討すべきだと思いますが、私がお伝えしたいのは一つです。

迷ったら上(USCPA)を目指せ!

です。

ビジネスにおいて、厳しい環境に身を置いて、サバイバル能力を身につけることは、これからの時代必要になります。
そして実際に上のステージに行けば、嫌でも実力がつきます。
実力がつけば、働く場所の選択肢も増えます。

たとえ思い通りに転職できなかったとしても、USCPAの勉強や、東京の監査法人で身につけた経験は、地方や他の環境でも絶対に活かすことができます。
東京での仕事のスピード感は、地方とはまるで違いますから。
現状維持を選択し続けることもリスクであるということは、認識しておくべきでしょう。

この記事を読んで、地方に住んでいる人が少しでもUSCPAに興味を持ってくれれば、と思います。

以上!

USCPAを取るべきかどうかについてはこちらの記事を参考に。

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