USCPA勉強法

【Q&A】みなさんの質問に管理人が答えます

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こんにちは、たけぞうです。

このページでは、問い合わせページX(旧ツイッター)からいただいたみなさんからの質問に答えます。

たけぞう
たけぞう
USCPAの勉強法や監査法人、銀行員時代、税理士試験、キャリアなどについてお答えします~

が、全てのご質問にお答えすることはできませんので、あらかじめご了承くださいませ。

このQ&Aは、随時更新していきます!

USCPA勉強法

Q-06 講義の視聴方法について

お世話になります。いつもブログを拝見し参考にさせて頂いております。
FARの勉強についてお伺いさせてください。インプット期に関して問題集100問ずつを2週間でまわすイメージを掲載されておりましたが、こちらは講義を2倍速で全て視聴した前提でしょうか。
というのも、当方簿記2級の知識(かなり忘れております)、TOEIC860(英文会計入門の問題はスラスラ読めませんでした)というスペックで勉強方法をご相談させて頂きたく、どうぞ宜しくお願い致します。(ちいかわさん)

ご理解の通り、講義を視聴した後に問題集を解いていくイメージです。

以下の記事でも解説してますが、私は週末に講義を視聴してました。設定も1.5~2倍速にして午前中のうちに聞き終え、午後から日本語訳を読む、という感じです。平日だとまとまった時間の確保が難しいので、特にサラリーマンであれば週末に講義を視聴しておくことをお勧めします。

【USCPA勉強法】仕事で忙しくてもラクに問題集を回転させるテクニック5選 こんにちは、たけぞうです。 USCPAの勉強をやりはじめて、こんな風に思いこんでいる人がいます。 「問題集を5周やれって言...

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Q-05 BECのTBS対策について

たけぞうさんお世話になっています。また、いつもブログの方興味深く拝見しております。
この度はBEC TBSの勉強法についてお尋ねしたく、ご連絡差し上げました。私はFAR合格以降、3度BECに不合格しています(それぞれ73点、74点、74点かつ毎回MC stronger,TBSとWCがweakerです)。そこでご相談したいのがTBSの練習方法です。TBSでは多くの英文exhibitを読んで時間内に必要な情報を取捨選択することが必要ですが、私はどうしても英文読解に時間がかかってしまいます。しかし、リリース問題や問題集のTBSは本番と比べて文章量が少なく、難易度も低いため、解き方を工夫(なぜ正解なのか自分で解説するなど)しても情報の取捨選択と英文読解を素早く行う能力が身に付きません。そこで質問なのですが、このような場合TBSをどのような方法で勉強していくべきでしょうか?(Nさん)

受験がんばってらっしゃいますね、ギリギリ不合格が続いてつらいと思いますが、あともうちょっとなのでぜひとも合格をもぎ取ってほしいです。

●BECはWCもあったり、AUDやFARの内容も一部出題されるため、基本的には一番最後に受験すべき科目と考えています。他の科目の受験で英語力もついてきているので。ただし質問者さんの場合は、あともう少しの点数まで迫っていることと、2024年に試験変更が迫っているので、このままBECに挑戦し続けたほうがいいかもしれません。

●AICPAリリース問題のBEC TBS問題はすべてやりつくしていますでしょうか。アビタスの資料室では2018年以降5年分のBEC TBS問題が閲覧できますが、5年分を最低でも5~6周していてほしいです。TBSに限らずもMCもですが、AICPAリリース問題に出てきた項目は、問題見た瞬間にアビタスのテキストのページが頭に浮かんでくるぐらい頭の中を整理していてほしいです。可能なら解説できるレベルまで。英語読解能力もそうですが、回答までたどり着く時間を早くすることも大事です。言い換えると、TBSの問題を見て「あ、これファイナンスのチャプター〇の話ね」と該当する論点までたどり着く脳内のスピードもアップさせるということです。ここまでやりこんでおくと精神的に余裕も出てくるため、長文の問題でもそんなに焦らず英文を読めます。また論点をしっかりおさえておけばWCでも何も書けずに終わることもなくなるため、総合的な点数アップも見込めます。

●TBSも結局MCの延長なので、MCも引き続きしっかり勉強してほしいです。時間もないと思うので優先順位はつけてほしいですが、カテゴリ別でstrongerでない範囲があればそこはしっかりAICPAリリース問題をベースに復習してほしいです。学習方法は上記と同じで、テキストそのものを覚えるイメージです。

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Q-04 問題集を復習するときの「一周」とは

こんにちは。たけぞうさんのサイトを読ませていただいています。とても参考になるサイトなので助かっています。
ただ、勉強方法について一つ質問があります。
このページの「uscpa学習スケジュール」についてです。問題集の「一周する」とは「一回問題集を解く+翌日の復習」をすることでしょうか。それとも「一回問題集を解く」は一周分、「翌日の復習」はもう一周分としてカウントされているんでしょうか?お忙しいところ恐縮ですが、教えていただけたら幸いです。(Mさん)

A
私の言う「一周」は、「翌日の復習」も一周としてカウントします。

つまり、この記事の忘却曲線に基づいた復習のカウントは

初めて問題を解く(一周)
翌日復習する(計二周)
一週間後復習する(計三周)
その翌日復習する(計四周)
3週間後復習する(計五周)
その翌日復習する(計六周)
・・・

となります。

エビングハウスの忘却曲線では、期間を空けて復習することで記憶の定着がよくなるとされていますが、私は復習した翌日にもう一度復習することを推奨しています。なぜかというと、

①記憶が間違えたまま定着しないようチェックするため
②「問題を見る→正解を思いつく」までの脳の神経伝達スピードをあげるため

です。

時間を空いて問題を解くと、前回と同じ間違えをすることがあります。これは間違えた内容のほうが脳の記憶に強く残っちゃっているからです。これを矯正してあげるために、時間を空けて復習した翌日も(偶数周)もう一度復習するわけです。

私はAUDを一度落ちてからこのやり方に変えました。そして結果も出ましたし、勉強も楽しくなりました。復習って奥が深いと思います。

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Q-03 一度挫折した後に再チャレンジする場合、独学でもいけますか

始めまして、USCPA受験を検討している社会人です
過去にTACを利用しましたが、1科目目のFAR受験直前にコロナ禍で試験が延期になり心が折れて中断してしまいました。
再度チャレンジする気になってきたのですが、以下2点アドバイスいただけるとありがたいです。
①最新テキスト・問題集を試験から撤退する知人から買い取り独学。予備校の再受講はしない。どうしても厳しそうな科目だけ単科で予備校講義を購入する。
予備校に何度もお金を払うのは悔しい+意外と講義なしでテキストだけでもいけるのではないかと思うため。
②FARを1度勉強していることを踏まえ、とにかくAICPA過去問題を最優先に繰り返し、分からなければ予備校問題集やテキストを参照するというやり方はどうでしょうか。
他の資格試験でも予備校問題集より過去問に全力注ぐ戦術が有効なことが多いと感じているため。

A
結論、私としては、お金がかかってもいいからアビタスに乗り換えることをおすすめします。

理由としては以下のとおり。

・「テキストだけでも、講義なくてもいけるんじゃないか」「このまま独学でやっていっても大丈夫だよね?」という不安がよぎる時間そのものがもったいないため、安心して最新の試験状況も把握できるよう、改めて予備校に申し込むべきだから(特に2024年以降の選択科目対策)。
・質問者さんのスペック・レベルはわかりかねますが「意外といけるんじゃないか」という気持ちが慢心となり、わかったつもりになって独学でも落ち続ける可能性が高いから。独学でもいけるのであれば、そもそもコロナであったとしても、最初の受験で心が折れ中断していないはずだから。
・逆に「予備校に何度もお金を払うのは悔しい」という感情を活かして、悔しさを学習にぶつけることができるから(学習に本気で集中できる)。
・アビタスでは他校学習割引20%OFFを利用できるから。また条件によっては教育訓練給付金も利用できると思うので、ある程度コストを抑えて受講できるから。

厳しいことも言っちゃいましたが、応援してます!!

Q-02 たけぞうが大学時代からもう一度勉強し始めるなら

初めまして。
たけぞうさんのわかりやすく再現性の高い記事に感動し,mailさせて頂きました。
今回は参考になる記事を読ませていただいたお礼と,AICPAリリース問題の入手方法について,そしてたけぞうさんがもう一度勉強をし始めるなら「どんな教材を買い」「新品中古合わせていくらで購入するか」「準備から合格までどんな準備が必要で」「受験から申請までどこに連絡を取らなければいけないのか」をお伺いしたくて問い合わせさせて頂きました。上記の質問は私のリサーチ不足で既にネットに掲載されているのかもしれませんが経験者である,たけぞうさんから直接お伺いしたくて連絡差し上げました。お時間の都合の良い時に返信お願いします
(商学部会計科専攻1年Nさん)

A
AICPAリリース問題は市販で販売されているものではなく、アビタスやTACなど、日本国内で認められたUSCPA資格学校にAICPAから提供される過去問になります。

したがって、各USCPA予備校に入校すれば、おのずとAICPAリリース問題も入手できることになります。

本題ですが、私が大学1年生でもう一度USCPAの勉強し始めるとしたら、まずはアビタスに行って必要な単位数を把握するでしょう。それを踏まえて、なるべく大学での履修単位を決めます。

USCPAの学習については、独学で進めるのではなく、予備校に入学することありきで進めますね。ただし、すぐに入学するかどうかはまた別で、単位取得状況や金銭的なものを含めて検討するでしょう。場合によっては大学3~4年生から予備校に通うかもしれません。

それまでの期間がもったいなく、大学1~2年の間に事前に学習したい場合には、日商簿記1級まで目指したり、TOEIC(特にReadingパート)をやるでしょうね。メルカリでUSCPAのテキストを買って独学で学習するのが一番中途半端です。USCPAの事前学習として、また将来の就職活動に向けて、各資格を取得するでしょう。

そもそもですが、質問者様はまだお若いので、USCPAではなくまずは公認会計士試験を目指すほうがありかと思います。USCPAは私のような弱者のための資格なので。

Q_01 TBS問題はMC問題と並行して勉強すべき?

12月にFARを受験予定です。たけぞうさんのスケジュールを参考に学習を進めていますが、たけぞうさんの反復する問題数はMC問題のみならず、TBS問題も含まれていますか?
やはりTBS問題もMC問題に慣れてからではなく、同時に解いていくべきでしょうか?
TBS問題の位置付けについて、たけぞうさんのお考えや勉強方法を教えて頂けると幸いです。 (にっしーさん)

A
結論、MCと並行しても慣れた後でも、どちらでも問題ありません。

本試験においてTBS問題の文章量は、アビタスやAICPAリリース問題よりも2~3倍程度はあったと思います。これはおそらく今も変わらないはずで、むしろTBS問題は長文化の傾向にあると思ってます。
したがってMC問題と同様、TBS問題も相当やり込まないと本試験で頭が真っ白になってしまう可能性がありますから、最低ラインとしてやはり8周はやるべきかと思います。

解く順番についてはどちらでもよく、MC問題と同時でも、MCを2~3周した後にTBS問題に取り掛かかるなど、ご自身のやりやすい方法で結構かと思います。
試験当日に確実に75点以上をとるために問題集を8周もするわけなので、その目的を達成するためであれば、多少順番を前後にされても問題ないと思います。
私自身も、TBSはMCを3~4周解き終わった後にやったりしてました。
ただし、復習のタイミング(=エビングハウスの忘却曲線)だけは、最低限気を付けていただきたいです。

ご質問者様の質問の本質は、おそらく
「TBSはMCと違って長文だから問題を解くのがだるい…TBSだけ後回しにしたくなる…。」
ということではないでしょうか。

この気持ちは非常によくわかります。
TBSは、問題文を見た瞬間「うわっ、しんどそう…」と感じることが多いですが、ではどのように取り組めばいいか、こっそりコツをお伝えします。

それは、解く前に何度も眺めておくことです。
実際にTBSを解き始める前に、何が書いてあるかわからなくてもいいから、とにかく眺めるのです。
眺め方としては
「なんか2ページにわたって問題が書いてあるな」
「在庫の表らしきものが記載されているっぽいけど、計算したりするのかな」
「最初の冒頭がめちゃ長文だから、おそらく前提とか詳しく書いてあるんだろうな。今はわからんけど。」
この程度でOKです。
問題文や対応する日本語訳、どちらも眺めておくといいでしょう。

なにが書いてあるかわからなくても、何度も問題文を眺めておくことで、脳がインプットするための準備をしてくれます。
全く何も見ずにゼロからTBS問題を解き始めるよりも、脳が問題を受け入れてくれる、解きやすくなる感覚になるのです。

この方法は、高速大量回転法を提唱している宇都出さんの本から教えてもらいました。
眺め方についてはこちらの動画が参考になると思います、私も受験時代は大変お世話になりました。

「うわっこれ解くのしんどそう」と思う問題があったら、問題集を何度も眺めてみてください。
応援してます!

転職

Q-02 アラサーでUSCPAは無謀?税理士よりも需要が小さくて不安(2023年11月)

失礼いたします。たけぞう様のブログを拝読し、日々学ばさせていただいております。私は現在28歳で元々税務署で勤務していましたが、別の職種の公務員に転職し、約半年間勤務しましたが方向性が自分に合わないことを痛感し退職しました。現在、税務署の経験を活かして少しでも収入の高い仕事ができるようになりたいと思い、税理士事務所で働きながら税理士試験の勉強をしようと思い、税理士事務所の転職活動をしています。その一方で、たけぞうさんのブログを拝読し、USCPAのコスパの良さ、監査法人やその先の転職先の魅力を知り、USCPAの勉強にも興味を持っております。そこでご相談したいのですが、28歳からUSCPAの勉強を行い、29歳か30歳くらいで大手の監査法人に転職しようとするのは無謀でしょうか。もし可能であれば税理士事務所で働きながらUSCPAを目指したいと思うのですが、同時に税理士よりも需要が小さく思われるUSCPAに不安も感じております。(Aさん)

A
私からお伝えしたいのは2点です。

  1. プロの意見を聞いて判断材料をそろえること。
  2. 全ての判断材料をもとに、ご自身がどんなキャリアを歩みたいか、暫定でもいいので決断すること。

です。

Aさんなりに、サイトなどを通じてUSCPA資格についてのメリットやデメリットをしっかりと理解されたのだと思います。同時に税理士事務所の給与水準や税理士試験の難しさも痛感していらっしゃるのでしょう。

「29歳か30歳くらいで大手の監査法人に転職しようとするのは無謀」かどうかですが、当時の私だったらUSCPAに挑戦していると思います。独身でしたし、挫折ばかりで失うものがなかったので。ただし私とAさんの状況は違いますし、当時と現在のUSCPAの市場価値や採用動向は当然に変わっているはずです。

したがってまずは、現在のUSCPAの採用ニーズをプロの転職エージェントに聞いてみることをおすすめします。おすすめの転職エージェントは以下の記事でまとめていますが、Aさんの場合は『MS-Japan』と『ジャスネットキャリア』がいいでしょうね。本音で教えてくれます。

USCPA合格者おすすめの転職エージェント4選|年収アップした筆者が利用方法も徹底解説!

私の感覚だと、税務署や税理士事務所での実務経験があるので、全く無謀ではないと思います。

プロの意見を聞いたのであれば、Aさんの判断材料はほぼ全て揃ったはずです。実現したい未来が、

「需要が小さいリスクを負ってでも、大企業相手に仕事をして、サラリーマンとしてキャリアアップしていきたい」のならUSCPAですし

「どうしても独立したい、中小企業のそばで支え続けることが自分のミッションだ」となるなら税理士資格だと思います。

判断材料がそろったら、あとはAさんが決断するだけです。

吉報お待ちしてます。

Q-01 銀行にいるのがつらくUSCPAの勉強をしたい

私は新入行員一年目です。銀行員の当時のたけぞうさまと全く同じ心境におり、現在会計事務所への転職を考えております。会計に興味があるものの、銀行に居続けるのは精神的にも辛く勉強も集中できない気がしており、転職先でUSCPAの勉強を始めたいと考えております。そこで、たけぞうさまに会計事務所への転職についてアドバイスをいただけないでしょうか。(Uさん)

A
いきなり退職せず、まずは簿記などの資格を取得するところから始められてはいかがでしょうか。

「会計に興味がある」とのことなので、まずはご自身の心に従って勉強を始めてみるのです。

「勉強も集中できない気がしており」とのことから、つまり今はまだ、働きながら本腰を入れて資格勉強をしていない、またはできないと思い込んでいるのではないかとお見受けしました。

資格勉強するために転職するのはリスクがあり、おすすめしません。なぜなら、転職先でもつらい目に遭うことも当然あるため、また「集中して勉強できない気がして」しまうかもしれないからです。

また概して会計事務所は、銀行よりも年収が低いため、費用のかかるUSCPAを目指すのなら安易に年収を下げるのもリスクがあります。

もちろん、今の環境がめちゃつらく、心身ともに限界であるならこの限りではありません。ただしご質問を読む限り、今の環境で勉強はできないんじゃないかと思い込んでいるだけのようにも見受けられますので、まずは実際に小さなステップから始めることをおすすめします。銀行で働きながら簿記2級やUSCPAのFARを目指し、それでも辞めたい気持ちがあるなら転職するのもいいですね。

つらい気持ちは十分わかりますが、私も銀行時代は仕事で怒られながらも、簿記2級や税理士試験の勉強はしてました。勉強していると、気づいたら銀行業務も面白く感じるかもしれません。応援してます!!