こんにちは、たけぞうです。
今回は
仕事をしながらUSCPAを目指す人のための時間術
というテーマについて解説していきます。
USCPAは働きながら受験する人が多い資格です。
そのため、仕事で忙しいサラリーマンは
「勉強する時間がない」
「家族と出かけることになったから今日はしょうがない…」
「眠いのを我慢して勉強しているのに、成果が出ない。挫折しそう」
という悩みを持っていると思います。
そこで今回は、USCPA合格を目指す社会人のための時間術について解説していきます。
働きながら勉強する場合は、より効率性を意識して勉強をする必要があります。
私の約7年に及ぶ資格勉強の経験や、今まで読んだ数十冊の勉強法・脳科学の本から、効率的に勉強するためには「いつ」「何の」勉強をするかが非常に重要であると気づきました。
今回は私が実際に試して、本当に効果があったものについて解説していきます。
この記事を書いている人
単位ギリで地元の駅弁大学卒業→銀行に入社するもツラすぎて1年で退職(年収300万)→税理士試験に挑むも1科目も合格できず挫折(年収380万)→働きながら1年10か月でUSCPA取得→BIG4監査法人金融部転職(年収600~690万)→TOEIC855点獲得→大手FAS(年収910万)
凡人がUSCPA(米国公認会計士)試験の勉強方法や、USCPAを活かした転職方法について発信してます。
USCPA(米国公認会計士)資格のおかげで凡人の私でも5年で年収380万円から910万円に
学習計画は1週間単位で決める
社会人がUSCPAを学習する場合、1週間単位でスケジュールを決めましょう。
まず科目ごとで学習期間を決めると思いますが(詳細はこちらの記事参照)、3か月間で問題集を6周するのが目標であれば、逆算して1週間の学習量が決まるはずです。
そこで決めた学習量を1週間で回していくことが基本となります。
そして下記のように、各時間帯でやることを決めておくことをおすすめします。
- 週末に講義を受講する
- 問題集を解く前に日本語訳を読んでおく
- 就寝前に暗記したいもの(テキストや英単語)を眺めておく
- 平日(朝)に問題集を解く
- スキマ時間に何をするか決めておく
時間割りにしてみると、以下のイメージになります。
基本的に「週末」と「平日」でやることをわけることをおすすめします。
「月曜日と木曜日は夜に講義を聞いて、日曜日は完全に休養日にして・・・」というように、曜日によって変則するスケジュールにするべきではないです。
日によって勉強の強弱をつけるような計画だと、「今日は疲れているから勉強しない日にしよう」となって勉強が継続できなくなります。
したがって同じスケジュールで過ごすことが継続のコツです。
ただ皆さんの日常の行動パターンも大きく「週末」と「平日」に別れているように、勉強スケジュールもそれに合わせて2パターンに分けましょう。
私自身のUSCPAの受験やそれまでの失敗から、これらの方法が社会人にとってベストだと確信しています。
次項よりそれぞれ解説していきます。
講義は週末に受講し、日本語訳も読んでおく
講義は週末にまとめて受講する
週末は、週明けの平日5日間で問題集の解く範囲を、事前にまとめて受講しましょう。
なぜかというと、最初のインプット作業は一番集中力が求められるため、まとまった時間にやるのがベストだからです。
反対に忙しい平日に講義を受講するのはおすすめしません。
資格のスクールでは、社会人向けに平日夜からの授業がよくありますが、
そのスタイルは避けるべきです。
平日の夜は疲れていて集中できないですし、勉強のリズムが作りにくいです。
したがって、まとまった時間が確保できる週末に講義を受講しましょう。
問題を解く前に日本語訳を読んでおく
講義に加えて、対応する問題集の日本語訳も事前に読むようにしましょう。
アビタスでは問題集すべてに日本語訳がついており、これが勉強において非常に重要なツールになります。
これを週末にやっておくことで、英語の問題が驚くほどスイスイ進むようになります。
USCPAの勉強でつらいのは、
問題内容がわからないのか、英語がわからないのか
がごちゃ混ぜになってしまい、手がとまってしまうことが頻繁にあるからです。
そしてそれに自分で気づかず、1問解くにも時間がめちゃくちゃかかってしまうのです。
問題内容がわからなければ、テキストに戻って確認すべきですし
英語がわからなければ辞書を引くべきです。
自分が今、どちらがわからないのかに気付くことができれば、対応方法も明確にわかります。
そしてそれに気づくために、加えて問題内容を理解しているかを確認するために、日本語訳を読むことが必要なのです。
就寝前は暗記モノがベスト
就寝前に、テキストや問題に出てきた英単語を眺めておくことも重要です。
人間の脳は、前日にインプットしたことを睡眠中に整理します。
そして目が覚めてから再度その情報を確認すると、記憶の定着が良くなると言われています。
この現象を「レミニセンス」と言います。
文筆家の千田琢哉さんは、学生時代家庭教師のアルバイトをしているときに、この方法を使って数々の学生さんの成績を伸ばしたそうです。
時間がない社会人にとって、これを活かさない手はありません。
暗記したいテキストの内容や、英単語を就寝前に毎日読むことを習慣化しましょう。
朝の時間は超重要
仕事で忙しい社会人が、いかに学習時間を確保するか。
それを考えたとき、やはり朝の時間を活用しないわけにはいきません。
夜だけで学習時間を確保しようとした場合、急な残業や仕事の疲れで長時間勉強するのは現実的に難しいです。
したがって、仕事が始まる前の朝の時間を有効に使う必要があります。
最低でも1時間は勉強できる時間を確保するようにしましょう。
私の場合、夜は21~22時にはベッドに入るようにしていました。
そして朝5時前には起きて勉強していましたが、「あと〇〇分しか時間がない!」と時間が限られているので、集中力もアップします。
また、家族がいらっしゃる方にも朝勉をおすすめします。
特に週末は一緒に出かけるなど、家族との時間も当然必要になります。
そういった方であっても、朝に勉強を済ませてしまえば、午後からは心のゆとりを持ちながら家族と一緒に買い物に行ったり、子供と遊ぶことが出来ます。
様々な勉強法の本や体験談を読んできても、成果を出したほとんど人が朝型です。
朝の勉強習慣を身につけるようにしましょう。
キッチンタイマーで30分を繰り返す
「たくさん勉強しなきゃいけないのはわかっているけど、何時間も集中力が続かないよ」という人に、ポモドーロ・テクニックを紹介します。
これは、25分の集中と5分の休憩を繰り返すというものです。
作家のフランチェスコ・シリロによって考案されたもので、「ポモドーロ」という名前は彼が学生時代に愛用していたトマト型のキッチンタイマーにちなんでつけられたそうです。
その方法は、取り組むべきタスクを短い時間単位に分割し、5分間の休憩を挟みながら処理していくだけ。
休憩を挟んだ後にすぐに作業に戻ることで、脳内ではドーパミンが分泌され集中力が高まります。
私は今でもDRETECのキッチンタイマーを愛用していますが、USCPA受験時は「1時間半」ではなく「30分の勉強+5分の休憩の1セットを3回」として繰り返していました。
今ではDRETECから勉強専用のタイマーもあるようなので、そちらをおすすめします。
スキマ時間にやることを決めておく
ここまで週末や朝の時間の使い方について説明してきました。
さらに突っ込んでアドバイスをするなら、1日の中でスキマ時間にやることを決めておき、迷うことなくそれを実行することです。
私の場合、入浴時にはテキストを読む、外回りが早く終わったのなら15分でもいいからカフェで問題集の復習をする、というように決めていました。
最初から決めていたので迷う時間はないです。
「迷わずこれをやる」と決めておくことは非常に重要です。
なぜなら人は迷うことに時間の大半を費やしてしまうからです。
時間のないサラリーマンだからこそ、貴重なスキマ時間を効率的に使えるようになってください。
最後に、スキマ時間には初めて手を付ける分野ではなく、復習中心の勉強をすることをおすすめします。
以上!