簿記は、財務諸表を読むために必要な基礎知識を養える資格です。銀行員として必須な資格だと上司や先輩から言われた経験があるのではないでしょうか。
簿記を取得することで、顧客に対して提案するための基礎知識が身に付きます。銀行員としてキャリアを積むだけではなく、転職して幅広く活躍したい方にもおすすめです。
簿記は銀行員にとって必須の資格です!
本記事では、銀行員が簿記を取得するメリットから勉強法まで解説しています。銀行員におすすめの他の資格も紹介していますので、ぜひご一読ください。
この記事を書いている人
単位ギリで地元の駅弁大学卒業→銀行に入社するもツラすぎて1年で退職(年収300万)→税理士試験に挑むも1科目も合格できず挫折(年収380万)→働きながら1年10か月でUSCPA取得→BIG4監査法人金融部転職(年収600~690万)→TOEIC855点獲得→大手FAS(年収910万)
昔の私のような低スペック会社員がUSCPA(米国公認会計士)資格を活かして年収アップさせる方法を発信してます。
USCPA資格のおかげで年収380万円から910万円に
時間のない社会人におすすめの簿記講座はスタディング!
- スマホ・タブレットで学習できるからスキマ時間でも学習できる
- 学習管理アプリで進捗確認できるから挫折しにくい
- ムダな運営費がかからないから他社と比べて圧倒的に安く受講できる
\講座料金をチェック!/
↑公式HPに飛びます↑
銀行員に必須な簿記の基礎知識
簿記とは、日々の企業の取引を記録し一定期間ごとに決算報告をするための業務を指します。簿記資格を取得すると経理だけではなく、経営管理や財務分析に役立ちます。
簿記を学習することで「貸借対照表」や「損益計算書」の作成が可能になります。
簿記には3級から1級がありますが、銀行員が簿記を取得するなら2級の取得を目指しましょう。以下のような観点から銀行員の実務に役立つからです。
- 融資業務に携わる知識が身に付く
- 財務分析に役立つ知識が身に付く
- 融資先の企業の価値や成長を予測できる
簿記3級だけでは決算書を分析する内容を勉強しないため、銀行員の実務に役立てるのは難しいでしょう。一方、簿記2級では「帳簿からどのように経営に役立てるか」を勉強できるため、顧客に向けて適切な提案を行えます。
顧客に適切な提案を行うためにも簿記2級は銀行員に必須です。
簿記1級にもチャレンジしたいと考える方もいるかと思いますが、実務で必要ない知識を勉強することが多くなるため、勉強時間などコスパの面からおすすめしません。
\圧倒的に安い講座料金をチェック!/
↑公式HPに飛びます↑
銀行員が簿記を取得するメリット5選
銀行員が簿記を取得するメリットは主に5つあります。
- 財務知識により顧客に信頼してもらえる
- 財務状況に応じて顧客に提案できる
- 他の資格を取得する際の土台になる
- 昇給や出世のきっかけになる
- 転職で経理部で働ける
簿記を取得するだけでも仕事の幅が広がります。
それでは、ひとつずつメリットを見ていきましょう。
1. 財務知識により顧客に信頼してもらえる
銀行で法人営業するなら決算書を読めるのは必須でしょう。
簿記は、顧客から信頼してもらうための必要最低限の資格です。簿記がわからないと経営の話や顧客の財務分析ができません。
簿記を理解することで、決算書が読め顧客の経営相談にも乗れるでしょう。顧客の中には、財務知識に疎い経営者もいるため、簿記の知識があるだけで信頼してもらいやすくなります。
2.財務状況に応じて顧客に提案できる
簿記を学べば、顧客の財務状況に合わせて適切なアドバイスができます。お金の流れがイメージできるようになるのは大きなメリットです。
また、顧客の決算書の内容を見て融資可能かどうか判断できます。顧客の返済能力を見極める力が身につくでしょう。
他にも簿記の知識があるだけで業務の幅が広がります。
- 経営計画書の作成
- 確定申告業務
- 事業に関するコンサルティング業務
あくまで一例ですので、他の資格や業務と掛け合わせることでさらに携われる業務は増えていきます。キャリアの幅を広げたい銀行員の方にとって、簿記は非常におすすめの資格です。
3.他の資格を取得する際の土台になる
FPや中小企業診断士などでは、簿記の知識が求められる科目があります。そのため、簿記2級を取得していることで、知識の土台となり他の資格に挑戦しやすくなるでしょう。
財務に関する基本を身に付けたいなら簿記がおすすめです。
簿記をきっかけに他の資格を取得してキャリアアップを考えてみるのも良いでしょう。
4.昇給や出世のきっかけになる
簿記を取得することで、人事部に対して資格を持っていることがアピールでき昇給や出世が狙えます。
簿記の基礎知識を固めることで他の資格にも挑戦しやすくなり、別の資格を取得できれば社内でさらに評価されるでしょう。
「資格を持っている」というステータスは、出世・昇給をする際に有利に働きます。
簿記資格をはじめ、さまざまな資格を取得しておくとよいでしょう。
5.転職で経理部で働ける
転職する際、経理や会計職は経験者が優遇されやすい傾向にあります。そのため、銀行員として簿記を取得していれば転職先でも重宝されるでしょう。
たとえ経理や会計職が未経験でも簿記を取得していれば採用される可能性があります。
銀行員が簿記を取得するだけで転職市場でも優遇される可能性があります。
\圧倒的に安い講座料金をチェック!/
↑公式HPに飛びます↑
銀行員が取得すべき簿記の難易度
簿記2級の合格率は、20%を超えていることが多いです。また、簿記1級の合格率は直近で12.5%、3級の合格率が34%になっています。
簿記2級と他の資格の合格率は以下の通りです。
資格 | 合格率 |
---|---|
簿記2級 | 21.1% |
宅建 | 17% |
FP2級 | 学科:56.12% 実技:59.53% |
USCPA(米国公認会計士) | 約34% |
簿記2級の合格に必要な勉強時間は、独学なら250~350時間です。通学通信講座なら150~250時間必要と言われています。
簿記2級の合格率を見ると、宅建よりは合格しやすそうですが、決して簡単な資格とは言えないです。
他の資格と比較しても簡単な資格ではないですが、その分取得できると業務やキャリアの幅が広がるでしょう。
\圧倒的に安い講座料金をチェック!/
↑公式HPに飛びます↑
銀行員が働きながら簿記2級を取得する勉強法3つ
銀行員が働きながら簿記2級を取得する勉強法は主に以下の3つです。
- 簿記試験の特徴を考えて勉強計画を立てる
- 勉強するテキストと問題集は少数に絞る
- 実践形式で問題を多く解く
資格の勉強は効率の良さも大切です。
勉強法を確認して実践してみてください。
1.簿記試験の特徴を考えて勉強計画を立てる
簿記2級では工業簿記と商業簿記の2つの範囲から問題が出題されます。
工業簿記から勉強を始めて、次に商業簿記を学習していくとよいでしょう。工業簿記の試験範囲は商業簿記に比べてボリュームやバリエーションが少なく学習しやすいからです。
効率よく勉強するためには、勉強する順序を考えて計画を立てることが大切です。
また勉強を始める前に、試験日から逆算して計画を立てることもおすすめします。無理な勉強計画ではなく、体調不良など予期しないことが起こる可能性も考慮して余裕を持たせておくと良いでしょう。
2.勉強するテキストと問題集は少数に絞る
簿記の勉強で使用するテキストと問題集は少数に絞りましょう。問題集やテキストの数を増やしすぎると復習しづらく、効率的な勉強はできません。
なかなか合格できない方は、いろいろな参考書に手を出しがちです。
簿記試験では、覚えるべきポイントは決まっているので多くのテキストを使用するメリットはあまりありません。少数精鋭の教材で効率的な勉強を行うようにしましょう。
とはいえ、銀行員として働きながら勉強時間を確保するのは困難です。少ない時間で効率よく学習するためには、スタディングの簿記講座がおすすめします。
受講料は、簿記2級のコースが17,800円で3級とセットなら19,800円と比較的安い金額で受講できます。無料講座もお試しで受講できるので、ぜひ確認してみてください。
3.実践形式で問題を多く解く
テキストの内容を完全にインプットするよりも、問題を解くためのアウトプットに時間を使いましょう。テキストを読んで知識をつけても、実際にどう問われるかに慣れないと問題が解けないからです。
アウトプットすることを前提に勉強していきましょう。
また、試験本番は緊張して普段よりも解くスピードが低下することが考えられます。普段の勉強から余裕を持って問題を解ききれるように意識して準備しましょう。
\圧倒的に安い講座料金をチェック!/
↑公式HPに飛びます↑
銀行員が取得すべき簿記以外の資格3選
銀行員が取得すべき簿記以外の資格を主に以下の3つです。
- FP2級
- 宅建
- USCPA(米国公認会計士)
銀行員が資格取得して具体的にキャリアアップをした話を知りたい方は「銀行員おすすめの資格10選|資格で年収200万アップした元銀行員が解説」で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
簿記2級だけで満足するのはもったいないので、次のステップに進むことを検討してみてください。
ひとつずつ詳しく紹介していきます。
1.FP2級
銀行には、個人の顧客に対して資産運用や保険などの金融商品を提案する部門があります。保険や金融商品も顧客に説明するためには専門的知識が必要です。
たとえば、顧客の家族構成や将来の考えを聞き取り、ライフプランに対して提案を行う場合、FPの専門知識が役に立ちます。
FPでは、以下の6分野の勉強をします。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
顧客のライフプランにかかわる内容を勉強するため様々な相談に対応できます。
難易度はそこまで高くなく、持っておくと銀行業務にも役立つおすすめな資格です。
なお、銀行員がFPを取得するメリットについては、関連記事「【2級以上が吉】銀行員にはFP取得がおすすめ!6つのメリットや難易度を徹底解説」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
2.宅建
宅建とは、不動産取引の専門家です。土地や建物の売買や賃貸のあっせんなどの際に、顧客に対して重要事項の説明をする役割があります。
銀行では不動産融資の業務があり、宅建を持っていると不動産に詳しいと重宝されます。また、住宅ローン業務では宅建を持っているだけで取引先からの信頼度が違うでしょう。
銀行員としてキャリアアップを考える際にも、宅建を取得していることで不動産など他の業界へと転職しやすくなります。
不動産への専門性を高めたいなら検討してみるとよいでしょう。
なお、銀行員におすすめ資格である宅建の詳細は、関連記事「【元銀行員が力説】銀行員が宅建を取得するメリット6選!難易度や合格のコツを紹介」で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
3.USCPA(米国公認会計士)
USCPAは、米国公認会計士の略称であり、アメリカで認められている会計士の資格です。日本の公認会計士とは違い、英語のスキルがあることを証明できます。
銀行員としての金融知識に加えて、「会計」と「英語」のスキルが身に付くため、取得すると自分の市場価値を一気に高められるでしょう。
高年収企業への転職でも評価される資格であり、取得するコスパは非常に良いです。
監査法人やコンサルティングファームなど高年収企業へ転職したい方はUSCPAの資格を持っていると転職市場で有利です。
実際に私も取得することで転職を成功させ年収アップに繋げました。USCPAの資格に興味がある方は「銀行員にUSCPA取得をおすすめする理由5選|元銀行員のUSCPAホルダーが解説」で詳しく説明していますので参考にしてみてください。
財務知識を活かして働きたいなら簿記を取得しよう
銀行員としてキャリアを積むためには簿記の取得は必須です。できれば簿記2級を取得しましょう。
簿記を取得することで顧客に信頼されやすくなったり業務の幅が広がったりします。
銀行員として実績を積むなら簿記の知識は必須です。
簿記の取得後は、学んだ知識を土台に他の資格に挑戦するのもおすすめです。簿記の知識が役立つ資格は多々あるので、将来的なキャリアや専門性を考えて取得を検討してみてください。
なお、「仕事と両立して勉強を継続してできるだろうか」と考えている方はスタディングの簿記講座がおすすめです。講座は動画で見ることができるので隙間時間に勉強ができます。
申込みの前に無料の講座を受講できるので、簿記を取得したい方はぜひ確認してみてください。
以上!
時間のない社会人におすすめの簿記講座はスタディング!
- スマホ・タブレットで学習できるからスキマ時間でも学習できる
- 学習管理アプリで進捗確認できるから挫折しにくい
- ムダな運営費がかからないから他社と比べて圧倒的に安く受講できる
\講座料金をチェック!/
↑公式HPに飛びます↑