英語力は多くの企業で必須のスキルとなっているため、TOEICや英検などを受験して、就活でアピールしたいと考えている方もいるでしょう。
とはいえ、どのくらい話せたら有利なのかなどがわからず、悩んでいる方もいるかもしれませんね。
「日常会話レベル」って、曖昧な基準ですよね…
そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- 日常会話レベルの英語力の基準
- 英語が就活で役立つ理由
- 就活でアピールするポイント
- 英語が就活で有利になる業界
英語力を武器に、自分が納得いく企業の内定を手に入れましょう。
この記事を書いている人
単位ギリで地元の駅弁大学卒業→銀行に入社するもツラすぎて1年で退職(年収300万)→税理士試験に挑むも1科目も合格できず挫折(年収380万)→働きながら1年10か月でUSCPA取得→BIG4監査法人金融部転職(年収600~690万)→TOEIC855点獲得→大手FAS(年収910万)
凡人がUSCPA(米国公認会計士)試験の勉強方法や、USCPAを活かした転職方法について発信してます。
USCPA(米国公認会計士)資格のおかげで凡人の私でも5年で年収380万円から910万円に
日常会話レベルの英語力とは?基準をサクッと解説
英語能力を数値化するテストとして広く知られているTOEICでは、日常会話がスムーズに行えるレベルを470点と定めています。
そのため、中学レベルの語彙や文法を使いこなせれば「日常会話が成り立つ」といえるでしょう。
ただし、470点だと就活で役立つかは怪しいところです。
なぜなら、TOEICの平均点は500点程度です。平均点に到達していないのに「英語ができる」とは判断しづらいでしょう。
ここから先は、TOEICスコアが600点程度あることを想定して話を進めていきます。
英語が日常会話レベルで話せると就活で役立つ理由4選
英語が日常会話レベルで話せると役立つ理由を4つ紹介します。
- 英語力が必要だと考えている企業は多い
- 選択肢が広がる
- ポテンシャルが評価されやすい
- 継続力があることを認めてもらえる
詳しく見ていきましょう。
1.英語力が必要だと考えている企業は多い
グローバル化が進む現代のビジネスにおいて、英語はコミュニケーションの「要」です。
英語活用実態調査によると、約80%もの企業が「英語は重要である」と回答しています。
とくに、外資系企業や国際的なビジネスを行う日本企業では、英語が流ちょうに話せるだけでほかの求職者と差別化をはかれるでしょう。
そのため、英語を使ったコミュニケーション能力は、今後ますます価値を見出してくことが予想できます。
また、海外の取引先と直接コミュニケーションを取ることが求められる職場では、英語力が採用の決め手となることは少なくありません。
日常会話レベルでコミュニケーションが取れれば、英語を求める職種においては就活で有利に働きます。
2.選択肢が広がる
多くの企業がグローバルな視点を持ち、外国人との交流や国際的なプロジェクトを日常的に行っています。
そのため、英語力があると、就職活動における選択肢が格段に広がります。とくに、国際関係や外資系企業への道が拓けるでしょう。
就職先として選べる業界や職種が増えるため、自分にあったキャリアを複数の選択肢から決定できます。
就活での選択肢を増やすためにも、日常会話レベルで話せるのが理想です。
3.ポテンシャルが評価されやすい
企業は英語力だけでなく、その人のコミュニケーション能力や人柄、チームで働く能力も重視しています。
履歴書や面接では、英語でコミュニケーションを取った経験や、学習過程で克服した困難などの具体的なエピソードを紹介しましょう。
「新しい環境で持続的に努力できる能力がある」と、評価される可能性が高まるからです。
採用担当者は「伸びしろ」に可能性を感じ、内定を決めるケースがあります。とくに、新卒者には、社会人としての経験がないため、ポテンシャルを大きく評価されることが多いです。
そのため、日常会話レベルにまで話せるようになった理由をアピールすると、就活で有利になるでしょう。
4.継続力があることを認めてもらえる
日常会話レベルの英語は、短期間では習得できません。
そのため、英語力を身につけたことをアピールすると「長期間コツコツ努力できる人なんだな」と、採用担当者に認めてもらえます。
具体例を交えて継続力について説明できれば、企業から一層の信頼を得られます。
英語学習における継続力は、新たなスキルを習得できることや、職場での課題解決に取り組めることの象徴です。
目標達成のために努力を続けた経験は、就活の際にあらゆる職種において重宝されるでしょう。
英語が日常会話レベルで話せることを就活でアピールする3つのポイント
ここからは、日常会話レベルで英語が話せることを、就活でアピールする際のポイントを3つ紹介します。
- 結果よりも過程を伝える
- 企業が求める人物像にあわせる
- 数字を使って説明する
詳しく見ていきましょう。
1.結果よりも過程を伝える
就活で英語力をアピールする際は単に結果を述べるだけでなく、スキルを身に付けるまでの過程を詳細に説明しましょう。
なぜなら、どのように努力できるかを明示できるため、採用担当者が内定後をイメージしやすいからです。
「3ヶ月間毎日8時間勉強したことでTOEICスコアを300点から600点まで伸ばせました」などと、具体的に伝えてください。
日常会話レベルの英語力は、少ない努力では達成できません。これまで継続してきたことを、自信を持ってアピールしましょう。
2.企業が求める人物像にあわせる
企業が求める人物像とかけ離れすぎていたら、優秀な人でも不採用となります。
企業が求める人物像を事前にリサーチし、英語力がどのように役立つかを具体的に就活でアピールする必要があります。
たとえば、企業が自発的に考え行動できる人材を求めているなら、どのように日常会話レベルの英語を身につけたか説明するといいでしょう。
その際、誰かに指示されて取り組んだことではなく、自ら考えて実践したことをアピールするのがポイントです。「講師に言われてテキストを毎日3回読むことに取り組んだ」と伝えても、採用担当者には響きません。
就職希望先の情報をしっかり調査し、どのような人材が求められているかを確認しておきましょう。
3.数字を使って説明する
具体的な数字を使ってアピールすると、企業に好印象を与えます。
たとえば「1年間でTOEICスコアを500点から700点に上げた」「毎日2時間合計730時間以上の学習をした」などと、具体的に話しましょう。
「かなり勉強時間を費やしました」と伝えても、採用担当者は努力度合いがわかりません。目標設定能力や継続力をアピールするには、数字を使って説明するのが効果的です。
日常会話レベルの英語力を身につけた方法を思い返して、就活でアピールできるようにしておきましょう。
英語が日常会話レベルで話せると就活で有利になる業界5選
ここからは、英語が日常会話レベルで話せると就活で有利になる5つの業界を紹介します。
- 監査業界
- 貿易業界
- IT業界
- 旅行業界
- コンサル業界
詳しく見ていきましょう。
1.監査業界
監査とは、企業の財務諸表に誤りがないかを確認することです。監査業界では、主に公認会計士が活躍しています。
国際的な会計基準に則った報告が求められることが多いため、英語力がある方が採用されやすい傾向にあります。
とくに、グローバルに展開する企業の監査を行う場合、英語でのコミュニケーション能力が不可欠です。
また、監査業界では年収500万円以上の求人が多く、短期間で昇給する傾向にあります。新卒はもちろん、転職を検討している方にもおすすめの業界です。
なお、日常会話レベルの英語力がある方は、USCPA(米国公認会計士)を取得を検討してみてください。英語力と会計力のどちらもが活かせるため、スムーズなキャリアアップが見込めます。
USCPA(米国公認会計士)の詳細については、関連記事「USCPA(米国公認会計士)資格とは|年収200万アップした合格者が難易度/試験制度/年収を徹底解説!」で解説しています。ぜひチェックしてみてください。
2.貿易業界
貿易業界は国際取引を主とするため、海外の取引先との円滑なコミュニケーションが求められます。そのため、英語力は業務を遂行するうえで絶対に欠かせません。
具体的には、以下のような業務で英語力が必要です。
- 輸出入に関わる業務
- 国際物流のコーディネーション業務
- 国際マーケティングの策定の業務 など
取引先との交渉や契約書の作成、国際的な規制への対応など、貿易に関連するあらゆる場面で英語が使用されます。日常会話レベル以上の英語力があれば、即戦力になることを期待され、就活において有利に働くでしょう。
3.IT業界
英語に力を入れている企業が多く、入社時にTOEICの点数などで足切りをしているところもあります。
日本のIT大手企業「楽天グループ株式会社」では、グローバルスタンダードにあわせ、新入社員にTOEICスコア800点以上の取得を求めています。
企業内の公用語を英語にすることで、国際的なビジネスの場でスムーズにコミュニケーションを取ることを目指していることが目的のようです。
IT業界では、最新技術のキャッチアップのために英語が必須とされる場面が多いです。そのため、日常会話レベルの英語力があるなら、IT業界で就活することを検討してみてもいいでしょう。
4.旅行業界
旅行業界では、国際フライトのキャビンアテンダントや旅行代理店のスタッフとして働くことで、英語力を活かせます。
たとえば、キャビンアテンダントなら、以下のような場面で英語を活かせるでしょう。
- 空港でのチェックイン手続き
- 飛行機への搭乗手続き
- 観光情報の提供
- 緊急時の対応 など
国際フライトでは、多国籍の乗客とのコミュニケーションが日常茶飯事です。
そのため、流ちょうな英語が話せないと、顧客からの信頼を落とすことにつながります。
また、旅行代理店では、海外旅行の手配は英語でやり取りすることが一般的です。旅行業界での就職活動は、日常会話レベルの英語力を武器にできるでしょう。
5.コンサル業界
コンサル業界では、経営戦略や人事、マーケティングなど、多岐にわたる専門分野で英語を使用するため、就活が有利になります。
国際的なプロジェクトが増加している現在、英語が共通言語として使われています。
グローバル企業が取引先になる場合、英語能力は必須です。
また、コンサルタントをするには、取引先のビジネスを深く理解し、戦略的に提案する能力が求められます。日常会話レベルの英語力があれば、プレゼンテーションや国際的なビジネス文書の作成にも活かせるでしょう。
英語が日常会話レベルで話せると就活は有利になる
現代の就職市場では、英語力が一つの大きな採用基準とされています。
とくに、日常会話レベルの英語が話せると、国境を越えたビジネスのチャンスを掴みやすくなるのでキャリアの選択肢を広げられるでしょう。
また、よりスムーズに就活を進めたい方は、資格を取得するのがおすすめです。たとえば、USCPA(米国公認会計士)を取得すると、高収入の就職先が狙えます。
私はUSCPAを取得したことをきっかけに、新卒時の年収の3倍を稼げるようになりました!
なお、USCPAを効率的に取得する方法が知りたい方は、関連記事「【受講レビュー】アビタス(Abitus)の説明会は参加すべき!無料特典や個別相談会も解説【USCPA講座】」がおすすめです。
合格者を多く輩出しているアビタスなら、資格取得で挫折する心配がありません。詳細を知りたい方は、ぜひあわせてチェックしてみてください。
以上!