USCPA(米国公認会計士)予備校は主にアビタス、TAC、CPA会計学院がありますが、予備校選びはめちゃくちゃ重要です。というのも
USCPA予備校をちゃんと比較しないと…
- 最初の予備校代の安さだけで選んで、後で課金するハメになった
- 教材が届いてから、わかりにくいことに気づいた
- 〇〇校だと、単位取得がこんなに負担になるなんて知らなかった
ということに、受講料を払い終わってから気づくことになります。結果、なかなか合格できない沼にハマり、1回の試験料約8万円を毎回ドブに捨ててしまう可能性もあります。
実際に3社の教材を使用した私が「結局、自分はどの予備校がいいのか」わかるよう各USCPA予備校を比較します!
この記事を書いている人
単位ギリで地元の駅弁大学卒業→銀行に入社するもツラすぎて1年で退職(年収300万)→税理士試験に挑むも1科目も合格できず挫折(年収380万)→働きながら1年10か月でUSCPA取得→BIG4監査法人金融部転職(年収600~690万)→TOEIC855点獲得→大手FAS(年収910万)
昔の私のような低スペック会社員がUSCPA(米国公認会計士)資格を活かして年収アップさせる方法を発信してます。
USCPA資格のおかげで年収380万円から910万円に
USCPAを取得したいなら独学ではなく予備校の利用がおすすめ!
USCPAに合格したいのなら、独学ではなく必ず予備校を利用すべきです。
中には、メルカリでアビタスの教材を購入して独学する人もいるようですが、おすすめしません。独学だと、
- 理解するのに時間がかかる
- テキストだけの事前学習は中途半端(なら簿記試験やTOEICを勉強したほうが転職に有利)
- 各申請など個人でやるのはほぼ不可能
という問題があります。結果的に貴重な時間とお金をムダにしてしまいます。
費用はあとで回収できるので、自己投資ととらえて予備校を利用しましょう。
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USCPA予備校を比較する際のポイント
では、USCPA予備校の選び方のポイントをお伝えします。
- トータル費用が安くなる予備校を選ぶ
- 自分の英語力・スペックを考慮して選ぶ
- 単位認定試験の方法で選ぶ
ポイント①トータル費用が安くなる予備校を選ぶ
USCPA予備校選びで最も気を付けたいポイントが、トータルの受験費用が安くなる予備校を選ぶということです。
「トータルの受験費用」というのは、予備校の講座費用のみではなく、各科目の試験料金、試験会場(東京・大阪)までの遠征費用も含みます。
USCPA試験の場合、予備校代や取得費用全て含めると約80~130万円かかります。試験料が1科目ごと約7~8万円かかり、一度不合格になって再受験する場合でもかかります。
また試験会場は東京都の御茶ノと大阪府の中津にしかないため、地方の人は移動費やホテル代も発生します。
したがって目先の講座費用だけではなく、自分にとって最短で合格しやすいかも重要です。換言すると教材の質はしっかりしているか、「理解しやすそう」「覚えやすそう」「自分に合ってそう」といった感覚を持てるか、という観点も重要です。
ポイント②自分の英語力・スペックを考慮して選ぶ
USCPA試験は、英語で会計やビジネスについての問題が出題されるため、学習開始時の受験生のスペック(英語力、会計知識、実務経験)によって、受験生それぞれの合格レベルに達する期間は大きく異なります。
加えて各予備校によって、日本人向けの教材の充実度(英語へのフォロー)だったり、教材のボリュームなどに違いがあるため、自分のスペックと教材に大きなギャップが出てしまう可能性もあります。
したがって、自分のスペックが予備校の教材やフォロー体制に合っているかをしっかり検討する必要があります。
ポイント③単位認定試験の方法で選ぶ
USCPAを受験するためには、会計科目などの単位取得が必要になります。
予備校が単位取得もフォローしてくれるのですが、予備校によって単位認定試験の場所や環境が異なります。
ある予備校では自宅のPCで自分のタイミングで受験できる一方、他の予備校だとテストセンターまで行かなくてはなりません。または自宅のPCで受験できても、遠隔で試験官に監視されながら試験を受ける場合もあります。
単位のためだけに労力を割くのはアホらしいので、単位認定試験の方法を必ず確認して予備校を選びましょう。
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USCPA予備校の有名どころ3社を一挙紹介
ではUSCPA予備校の有名どころ3社を紹介していきます。
アビタス | CPA会計学院 | TAC | |
---|---|---|---|
運営会社 | ㈱アビタス | CPAエクセレントパートナーズ㈱ | TAC㈱ |
校舎 | 新宿/大阪梅田 | 5校舎/ラウンジ7か所/全国に自習室 | 全国35校 |
受講形態 | e-learning/通学/Zoom講義 | e-learning | 通学/Web通信 |
Web講座費用(税込) | ・入会金1.1万円 ・ライトパック62万円 ・フルパック82万円 | 30万円 | ・入会金1万円 ・52万円~ |
単位取得費用 | 原則なし 以下が講座費用に含まれる ライト:単位4科目分 フル:単位19科目分 | なし | ・ブラッドリー大学入学金1万円 ・1科目2.1万円 |
受講期間 | 5年間 | 2年+1年延長無料 | 2年間 |
教材 | ・オリジナルテキスト(紙/電子) ・オリジナル問題集 ・AICPAリリース問題(PDF) ・問題集日本語訳 ・4択問題アプリ | ・オリジナルテキスト(紙/Web/PDF) ・オリジナル問題集 ・Wiley Test Bank ・講師相談予約システム | ・オリジナルテキスト(紙/デジタル) ・オリジナル問題集 ・問題文翻訳集(Plus選択のみ) ・Beckerオンライン演習ソフト |
問題集の量 | 約3,500問 | ・約3,000問 ・Wiley Test Bank約7,100問 | 約7,000問 |
学習サポート | ・質問は週3件まで ・合格者体験談などのイベント | ・講師常駐 ・質問は無制限 | ・質問は全体で50件まで(Plus選択のみ) ・自習室利用可 |
実績 | USCPA合格者6,584名 | ・USCPAは2023年開始 ・公認会計士試験の合格者占有率41.6% | 講座満足度90.2% |
公式HP | アビタスUSCPA講座 | CPA会計学院 USCPA講座 | TAC USCPA講座 |
2024年5月時点の情報⇒横にスクロールできます
アビタス(abitus)は国際資格の専門予備校であり、USCPAの合格者が約7,000名の実績があります。
CPA会計学院は、もともと公認会計士試験の予備校です。公認会計士の予備校が、2023年7月3日からUSCPA(米国公認会計士)試験の講座を開校することとなりました。
TACは言わずと知れた資格の専門学校であり、公認会計士や簿記試験以外として、USCPAの講座も取り揃えています。
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USCPA予備校を徹底比較!
費用総額のコスパを比較
上表は、講座費用と単位取得費用を予備校ごとにまとめたものになります。
単純な比較ではCPA会計学院が30万円と最も安くコスパがいいことになります。
ただし(後述しますが)、CPA会計学院はAICPAリリース問題の使い勝手が少し悪く、受講可能期間も実質3年となっています。CPA会計学院を選んで、受講可能期間を超えても合格できなかった場合、再度予備校代を支払う必要が出てくる点は注意が必要です。
一般教育訓練給付制度とは、厚生労働大臣指定の講座に対して一定の給付金が還付される制度です。
要件はあるものの、基本的に社会人2年目以降であればだれでも使用でき、受講料の20%(最大10万円)の給付を受けることができます。
\教育訓練給付制度について詳しくわかる/
教材・動画の充実さを比較
アビタスの教材はオリジナルテキスト(日本語)であり、チャプターごとに多くの図表を用いて作成されています。X(旧Twitter)などでもアビタスのテキストはわかりやすいという声が多いです。
またインプットとアウトプットが約20分で1セットできるよう構成されているため、スキマ時間でも学習できるようになっています。
CPA会計学院のテキストは日本語で解説されており、シンプルなつくりとなっています。問題集は本場Wileyと提携して作成されており、問題数もそれなりにあるため、問題集の質と量は十分かと思います。ただし、USCPA試験勉強に最も重要な「AICPAリリース問題」がWeb上(Wiley Test Bank)でしか利用できないため、少し使い勝手が悪い点がマイナスかと思います。
TACは、本場アメリカで成績優秀者9割が使用している、Beckerをベースに教材が作成されています。またMC問題は約6,600問、TBS問題は約400問収録されていることから、教材の質と量は十分です。
ただしテキストは白黒で無味無臭感があります(好みが分かれますが)。また日本語と英語が混在した解説となっているので、人によっては読みにくいと感じるようです。
理解のA校
— とも@転職カウントダウン中 (@tomo_study_25) April 11, 2021
物量のT校
コスパのP校
各校個性豊かですよね。
一番大切なのは、USCPAを受ける方の勉強適性に合った学校をチョイスする事です。
要領よく最低限の努力で受かるにはT校の物量は明確にオーバーですし、ゴリゴリ問題演習中心の方にはA校は物足りないかもしれません。
学校選びは慎重に。
単位の取得しやすさを比較
USCPAを受験するために単位取得が必要ですが、アビタスとCPA会計学院は自宅のPCから受験することができるため、取得が最もラクです。
一方、TACの場合は試験センターまでわざわざ出向かなければなりません。ただ2022年10月から自宅PCでも受験可能になったのですが、遠隔から監視員により監視された状態で受験する必要があります。
以上より単位取得のやりやすさとしては、アビタスとCPA会計学院が最も優れています。
問題集(英語)の進みやすさを比較
英語が苦手な人が最も取り組みやすいのは、アビタスになります。
テキストが日本語ベースであり、また全ての問題集にも日本語訳がついているからです。
私もそうでしたが、いきなり英文で理解するよりも、日本語で理解⇒英文で理解したほうが早く学習が進み、結果も出ます。
CPA会計学院は、テキストが日本語ベースで、問題集にも英文問題の下段に日本語訳がついているので、英語が苦手な人にはありがたい教材となっています。
TACも日本語で解説されているものの、説明の一部が英語と混在したテキストとなっており、文章量も多く、人によっては読みにくいと感じるようです。私の知り合いもTACでしたが、テキストが読みにくいと言っていました。
アビタス/TACの評判・口コミ
各予備校生の特徴
— 大企業の中の人 (@daikigyounaka) July 1, 2020
A校:目指すは最速合格75点!!
→一年後「思ったより難しい」沼、沼、沼〜〜
T校:uscpa勉強頑張るぞ!!
→単位試験むずすぎツムツム
P校:uscpaなんて安く取得できるっしょ
→価格に見合った教材、やっぱ乗り換えしよっryo
Beckerさん「これが最低限」→過剰なゴリマッチョ
— Josh (@shnume47) February 17, 2020
A校さん「これが最低限」→適度な細マッチョ
P校さん「これが最低限」→ガリ(栄養失調 でもサウナは日に3回行く)
イメージだけど大体こんな気がする https://t.co/FN7i8zWE9G
予備校はアビタスに絞った。安心感できめたかな。値段の違いはあるけど、10万円ぐらい誤差かと。
— USCPAを目指す在宅ワーカー (@USCPAteleworker) March 5, 2022
USCPA予備校を携帯会社に例えると、
— yujackman (@YJtrainee) August 24, 2020
TACはdocomo
安心かつ王道、手厚いサポート、ちょっと高い
アビタスはau
バランス良くてスマート、無難
プロアクティブは格安sim
とにかく安い、合う人にはとことん合う、たまに不具合あり
あくまでもイメージの話です😂
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結局、自分に向いている予備校は?
これまでの比較を踏まえて、あなたに合うUSCPA予備校を解説します。
迷ったらアビタス。時間のない社会人におすすめ。
アビタスのメリット
- 教材が約20分のユニットで構成されているからスキマ時間でも学習できる
- 問題集を厳選しているため問題集を速く何度も周回する学習スタイルに向いている
- テキストが図解で分かりやすく日本語訳のおかげで英語が苦手でも学習がすすみやすい
- 単位取得を自宅PCでできるので早く受験要件を満たせる
アビタスのデメリット
- 予備校代が比較的高め
⇒ただし各割引制度もつかえる! - 収録されている問題数が少なめ
⇒ただしAICPAリリース問題で対策可能!
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各予備校と比較した結果、総合的にアビタスが最も優れていると言っていいでしょう。
主なデメリットとしては、講座費用が比較的高いことでしょうか。ただしアビタスにも割引制度があり、特に一般教育給付制度を使えば受講料は20%OFF(上限10万円) も可能です。
アビタスはデメリットはあるものの、ある程度は対策可能なため、多くの人にすすめられるわけです。
私自身、USCPA受験時は
- アビタス(メインで使用)
- TAC
- Wiley(洋書をAmazonで購入)
の教材を利用しましたが、結論、余計なものに手を出さず、アビタスだけ使用していればよかったと今になっても思います。
他社に高額な料金を払って手を出すくらいなら、アビタスの問題集やAICPAリリース問題を徹底的にやりこんだ方が合格点を取りやすかったからです。
ただしBECのITについては、自分にとって弱点の範囲であったため、WileyでMC問題を追加で演習できたのはよかったと思います。それでも他社に手を出す前に、まずはアビタスの教材をマスターすることが最優先です。それくらいアビタスの教材は洗練されていると断言します!
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【関連記事】USCPA予備校アビタスを合格者が徹底解説【割引制度・口コミ・体験談】
どうしてもお金をかけれない大学生はCPA会計学院か
CPA会計学院は公認会計士試験では十分な実績はありますが、USCPA講座は開校したばかりでまだ実績がわかりません。
圧倒的な講座費用の安さは素晴らしいと思いますが、AICPAリリース問題の使い勝手の悪さや受講期間が実質3年しかない点は、マイナスポイントと考えています。
したがって、学習時間は確保できるけど講座費用にどうしてもお金をかけることができない大学生や、すでに公認会計士試験の合格者がダブルライセンスを目指す場合には、CPA会計学院が候補に入ってくると思います。
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首都圏在住でじっくり勉強したいならTAC
TACのメリット
- 本場Beckerをベースにした教材で学習できる。
- 問題集のボリュームが十分(アビタスの約2倍)。
- 問題集に日本語翻訳がつく。
- 全国35校に校舎があるので、自習室を利用できる。
TACのデメリット
- 単位認定試験は東京か大阪で受験しなければならず、余計な時間とお金がかかる。
- 問題集のボリュームが多すぎて、忙しい社会人だと消化不良になるかも。
- BECのWC対策問題集が微妙。
TACの最大のメリットは、 本場Beckerの教材を使用できることです。
問題演習の量も充実しているので、テキスト・問題集をしっかりやるだけで合格レベルに達することができます。
デメリットは、単位認定試験を東京か大阪で受験しなければならないということです。
単位取得のためだけに、余計な時間と移動コストがかかるので、地方在住の人にはおすすめできません。問題集のボリュームの多さも、社会人にとって消化するのが負担になってしまう可能性もあります。
TACは、首都圏在住で、学習に専念できる学生や専業主婦におすすめと言えるでしょう。
まとめ:後悔しないようにしっかり検討しよう
USCPAは、見返りのある自己投資です。
約100万円を投じて約1~2年間勉強をするわけですから、あなたにとって人生をかけた投資になるはず。後悔しないようしっかり検討しましょう。
パンフレットは3校分を請求しても5分程度で終わります。
各校のUSCPA講座資料
オンライン説明会(無料)に参加するメリット
- 実際の教材や講義を見せてくれるので受講のイメージが湧きやすい
- USCPAに関する最新の情報をキャッチできる
- 学習に役立つ参加特典を無料で受け取れる
- 顔出しも必要なく、後でしつこく連絡も来ないので気軽に申し込める
参加は無料ですし、ウェビナー形式なので顔出しもしなくて大丈夫です。
オンライン説明会の体験談については『【受講レビュー】アビタス(Abitus)の説明会は参加すべき!無料特典や個別相談会も解説』を参考にしてみてください。
アビタス オンライン説明会の申し込み方法
アビタスのオンライン説明会の申し込みは3分で済みます。
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メールには、ZoomのURLが記載されています。説明会当日は、このURLにアクセスすることになるため、必ず確認しておきましょう。
私も当時、アビタスの面談の予約をしました。東京行の新幹線に飛び乗りアビタスの校舎に行きましたが、そこから人生が変わりました。
みなさんも是非、USCPAをきっかけに人生を逆転させていただきたいです。
以上!