USCPAとは

USCPAに必要なTOEICスコアとは|500点未満の英語力だった合格者が解説

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たけぞう
たけぞう
TOEICスコアも低い自分がUSCPAに挑戦なんて…って腰が引けますよね。私も英語が苦手でしたがUSCPAに合格できました。

USCPA(米国公認会計士)はアメリカの資格のため、全て英語で出題される試験です。求められる英語力がわからず、必要以上にハードルが高いと思い込んでしまった結果、挑戦をやめてしまう人がいます。

この記事を書いている私は、留学や海外生活をしていたこともなく、USCPA受験前に市販のTOEICの模試を解いた結果、500点もとれなかったほどの低い英語力でした。そんな私でも、働きながら1年10か月で全科目合格。その後TOEICも勉強し、855点まで到達できました。

この記事ではUSCPA試験で求められるTOIECスコアや英語力について解説します。

この記事を書いている人

たけぞう
米国公認会計士(USCPA)

単位ギリで地元の駅弁大学卒業→銀行に入社するもツラすぎて1年で退職(年収300万)→税理士試験に挑むも1科目も合格できず挫折(年収380万)→働きながら1年10か月でUSCPA取得→BIG4監査法人金融部転職(年収600~690万)→TOEIC855点獲得→大手FAS(年収910万)

凡人がUSCPA(米国公認会計士)試験の勉強方法や、USCPAを活かした転職方法について発信してます。

USCPA(米国公認会計士)資格のおかげで凡人の私でも5年で年収380万円から910万円に

【結論】TOEICスコアが低くてもUSCPAは取得できる

さっそく結論を言うと、TOEICスコアが低くてもUSCPAは取得できます。

ただし、簿記2級レベルの会計知識があること、高校時代に普通に英語の勉強をしていた人、が条件になります。

なぜなら500点未満の私がそうだったからです。
実際にUSCPAの勉強をやってみると、「思ったよりもイケんじゃん」と思うことが多かったからです。これは私が特別だからではありません。

結局、数字や会計は世界共通なので、会計がわかっていれば英語で聞かれても答えられます。そして、USCPAの勉強を続けていくうちに自然と自分の英語力も上がっていくので、他の科目も対応できるようになる、というだけなのです。

TOEICスコア低くても簿記がわかれば大丈夫

繰り返しになりますが、英語が全然できなくても、簿記がわかっていればUSCPAを目指すことは十分可能です。

具体的には、FAR(USCPAの財務会計科目)と日商簿記試験の内容はかなり重複しています。
米国と日本の会計基準は重なる部分が多く、これは戦後米国を中心とした諸外国を参考に日本の「企業会計原則」が作成され、その後も国際的な統一が図られていることが要因です。

私も最初学習を始めたときは「え、これ簿記2級の内容を、ほぼそのまま英語に言い換えてるだけやん」という感じで、新しく覚える論点はわずかでした(公会計くらい)。英単語を勉強していた感覚に近かったです。
英単語やTBSの解き方などは、問題を何度も解いていくうちに身についていきました。

またFARは、ほぼ100%計算問題が出題されるため、英語力が多少怪しくても数字からヒントを得て正解することも可能です。
FARを合格する頃にはかなりボキャブラリーも増えてますので、次の科目にも活かせます。
加えて、日本の簿記試験のようにPL、BSの精算表を作成したり、連結や企業結合のような難易度の高い問題は出題されません。

以上より、英語が苦手でも簿記資格がある人は、USCPAは最初に思い込んでいたよりも難易度は低く感じると思います。

意外と簡単?実際のMC問題を紹介

「じゃあ実際の試験の英語レベルってどんなもんなの?」

という疑問にお答えするため、試験の大半を占めているMC(4択)問題について紹介します。
USCPA試験を作成・採点しているAICPA(米国公認会計士協会)が、一般に公開しているSample Testを見てみましょう。

リンク先の左下あたりで、各科目のサンプルテストを受講できます。

FARから1問抜粋してみました。

Lind Co.’s salaries expense of $10,000 is paid every other Friday for the 10 workdays then ending.
Lind’s employees do not work on Saturdays and Sundays.
The last payroll was paid on June 18.
On Wednesday, June 30, the month-end balance in the salaries expense account before accruals was $14,000.
What amount should Lind report as salaries expense in its income statement for the month ended June 30?

・$24,000
・$22,000
・$20,000
・$18,000

ちなみに解答は $22,000になります。

「やっぱり英語わかんないよ…」
と思ったのなら、以下の単語と意味を読みあげてから、もう一度英文を読んでみてください。
Lind Co.=リンド社(会社名)
salary=給与
expense=費用
employee=従業員
payroll=給与
balance=残高
account=勘定
accrual=(費用などの)発生
income statement=損益計算書

どうでしょうか。
単語の意味さえ分かっていれば、何が問われているかはなんとなくつかめるのではないでしょうか。

今回の問題内容は、費用の期間案分計算について問われており、簿記3級で理解できるレベルとなっています。
(解答:6/19~30までの平日は8日間。10営業日ごとに$10,000払うため、1営業日ごと$1,000。6月末の給与計上額は$14,000+(8日間×$1,000)=$22,000)

簿記3級程度の知識がある人なら
「頻出する単語を覚えさえすれば、USCPAいけそうかも…。」
となるはずです。

たけぞう
たけぞう
皆さんに「なんかいけそう」という、この感覚を持って欲しかったのです!

MC問題については極端な話、学習開始時にそこまで英語力やTOEICのスコアがなくても大丈夫です。実際、私もそうでした。アビタスの日本語訳と問題集をつかって繰り返し勉強し、1科目ずつ合格していけば英語力もおのずと上がっていきます。

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USCPA試験に必要なTOEICスコア・英語力

リーディングスキル

USCPA試験は全て英語で出題されます。

問題文も選択肢も与えられる図表も全て英語で、これらの膨大な英語を試験時間内に読み解く必要があるため、リーディング力が最も重要な要素となります。

読むスピードが遅いと、試験時間が進むにつれて精神的に焦ってくるため、本来正解できた問題も凡ミスで落としてしまう可能性があります。
つまり時間をかければ正確に読めたとしても、本試験では意味がないということです。

またUSCPA試験では、主にMC(4択)問題とTBS(総合)問題で構成されていますが、特にリーディング力が必要なのはTBSです。
TBS問題は、問題文から数値入力や表の穴埋めを求められる問題となっており、TOEIC(L/R)でいうとリーディングパートのPart7(複数の文章から情報を集めて回答する長文問題)に似ているかなと。
したがってTOEICのPart7が得意な人は、USCPAに必要な英語力は持っていると言えるでしょう(詳しくは後述します)。

科目別でいうと、特にAUDは計算がなく全て文章問題のため、リーディング力が非常に重要です。
他の科目は計算問題も含まれているため、英語力が多少怪しくても、数値からヒントを得てなんとか正解することができますが、AUDだとそうはいきません。
本試験で問題集と違う英語の表現で出題された場合、途端に頭がパニックになってしまいます。
したがってある程度のボキャブラリーは必要になってきます。

ライティングスキル

一部の科目において、ライティングの技術も必要となってきます。
BECという科目については、WC問題(Written Communication)という英作文形式の出題があります。
クライアントからの依頼の悩み事や質問に対して、会計士としての専門的見地から返答を行うものです。

WC問題は4つの試験科目のうちBECの1科目しか出題されず、また配点についてもBEC全体のうち15%しかないので、リーディングスキルに比べるとライティングスキルの必要性は低くなります。
したがって、TOEICのWriting(ライティング)のスコアが低くても(または受験したことがなくても)そこまで心配しなくていいかなと。

とはいえ非ネイティブにとってハードルが高いのは事実で、AICPAによると日本人のBEC合格率は約28%程度しかありません。
またWC問題の配点の「15%」というのも絶妙な割合なため、完全に捨てることもできません。
したがって優先順位をつけて対策をすることが求められます。

リスニング・スピーキングスキルはいらない

現行の試験制度では、USCPA試験にリスニング、およびスピーキング問題は出題されないので、いずれのスキルは全く必要ありません。

当分の間はこの状況が変わることは無いと思いますが、将来導入される可能性もゼロではありません。
USCPAの試験は数年に一度の頻度で出題形式が変わるので、現行の制度の状態でさっさと合格を目指した方がいいでしょう。

TBS問題はリーディング力と情報処理能力が必須

MC(4択)問題はそこまでハイレベルな英語力は求められませんが、TBS(総合)問題になると話は変わってきます。

TBS問題は問題文が長く、かつ複数の形式(表や書類など)で出題され、数値入力や穴埋めで解答しなければなりません。
したがってTBSは、素早く内容を理解する速読・読解能力と、複数の文章や表から情報を拾い集める情報処理能力が必要です。

TOEICでいうと、問題内容がリーディングパートのPart7(複数の文章から情報を集めて回答する長文問題) と比較的似ているでしょうか。
ここで重要なのは、Part7が得意かどうかであり、リスニングなど他のパートの良し悪しは直接的には関係ないということです。

例えばTOEICスコアが700点あっても、リスニングパート480点でリーディングパートが220点しかないのであれば、TBS問題は手こずるかなと。
反対にリスニングパートは全くダメでも、Part7は試験時間内に解ききれるレベルであれば、TBS問題も十分対応可能と言えるでしょう。

したがって 「TOEICのPart7は最後まで解ききれる」人は、USCPAに十分な英語力を持っていると断言できるため、ぜひ受験を検討してほしいと思います。

【たけぞうメモ】

「TOEICのPart7が得意」について補足すると、TOEICの採点結果(Official Score Certificate)の項目別正答率(Abilites Measured)において「ひとつの文書の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる」が80%程度であること、になるかと思ってます。

私のTOEICの受験経験から、このスコアが80%を超えてきたときは、Part7を試験時間内に最後まで解ききれていました。
TBS問題においても、これくらいのスピード感をもって回答する必要があるかと思っています。

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英語力・会計知識レベル別の学習方法

USCPAの受験を検討している人のバックグラウンドはさまざまです。

英語が苦手だけど会計の実務経験のある人、TOEICはハイスコアだけど簿記はさっぱりな人、英語も会計もどちらも苦手な人など、いろんな状況の人がいます。
人によって学習時間や対策方法も異なりますので一概には言えませんが、学習開始時のレベルに応じた学習時間の目安をあえて言うならば、以下のようになるかと思われます。

①会計得意×英語苦手のパターン

「会計が得意」とは、簿記資格を持っていたり、会計事務所や金融業界などで実務経験のある人を指します。

  • 簿記1~2級保有
  • 簿記3級保有で会計業務に従事
  • 銀行や信用金庫に勤務
  • 監査法人でアシスタントとして勤務

こういった人はUSCPAの学習内容についてすでにベースができているので、英単語さえ押さえればFARはわりとすぐに合格できるかと。
最初のFARでUSCPA試験の出題に慣れ、その後も問題演習を通じて英語力も積み上げていければ、最終的には働きながら1年半程度で全科目合格は目指せます。

私もこのパターンに当てはまります。
偉そうに解説してますが、私の場合、FARは合格まで9か月もかかってしまいました…。

②会計苦手×英語得意のパターン

「英語が得意」とは、長文の英語(特にビジネス英語)をスラスラ読める人を指します。

  • TOEIC L/Rが800点以上(特にPart7を最後まで解ききれる)
  • 留学・海外経験あり
  • 英語を毎日使用する環境で勤務

最初はUSCPA独特の英単語を覚える必要こそあるものの、こういった人は問題文を読むことにストレスはほとんどないはずです。
したがって、USCPAの学習内容の理解に時間を割けるため、こちらも働きながら1年半程度で全科目合格を目指せると思います。
またここまでの英語力があれば、WC(英作文)問題も比較的苦にはならないと思うので、全科目を通じて有利に働くでしょう。

③英語苦手×会計苦手のパターン

英語は高校以降勉強しておらず、簿記資格も持っていない人もいるかと思います。

そういった人がUSCPAを目指そうとすると、合格できないわけではないですが、やはり時間がかかってしまいます。
働きながらなら最低でも2年程度(2,000時間)はかかるでしょうか。

全く知らない内容を英語で学ぶというのはかなりのストレスで、学習がなかなか進まず、挫折する可能性もあります。
したがっていきなりUSCPAではなく、まずは簿記3級から目指しましょう。

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TOEICスコアが低くて心配な人はUSCPA予備校の活用がおすすめ

ここまでの記事を読んで
「なんか思っていたよりも高いレベルの英語力は要らなさそうだな…とはいえ、やっぱり自分の英語力だと不安…」
と思う人もいるかもしれません。

こんな風に心配になってしまう人には、独学ではなくUSCPA予備校を活用することをおすすめします。

USCPAの大手予備校は、日本人向けに英語学習のサポートを充実させています。
私もそうでしたが、予備校の教材やサポートを徹底的に使い倒すことで、TOEICスコアが低い人でも問題なく学習することができます

英語が苦手な人におすすめのUSCPA予備校はアビタス(Abitus)になります。

  • 「理解は日本語、アウトプットは英語」がコンセプトのため、テキストが日本語で読みやすく図解もわかりやすい
  • 問題集に日本語訳がついているので、英語が苦手でも問題演習がどんどん進む
  • WC(ライティング)問題の教材が優秀なので、英語が苦手な人でも対策可能

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まとめ:思い込みではなく事実で判断しろ

英語が苦手だった私からすると、意外と何とかなるよ、ということを皆さんにお伝えしたいです。

勝手な思い込みで「自分にはUSCPAはムリだ!」と決めつけちゃっているかもしれません。

自分の可能性を閉ざして、せっかくのチャンスを逃がしてしまわないように、思い込みではなく自分の目で見て判断してくださいね。

以上!

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たけぞう

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